安いトラベルシステムを選ぶなら、低価格なベビーシートを購入する方法と、必要な期間だけセットでレンタルする方法を比較するのが結論です。
トラベルシステムは便利な一方、専用ベースやアタッチメントまでそろえると費用が増えます。価格だけで決めず、安全基準・使用期間・必要な付属品を含めた総額で選ぶことが大切です。
安いトラベルシステムはある?
安いトラベルシステムはあります。
ただし、「ベビーカーとベビーシートをすべて新品でそろえて安いモデル」と「ベビーシート単体が安いモデル」、「短期間だけ安く使えるレンタル」では、意味が異なります。
2026年7月24日に更新された商品比較サービスの情報では、トラベルシステム対応ベビーシートとして、Joieの「gemm」が16,000円、Joieの「アイ・スナグ2」が参考価格19,800円と紹介されていました。
一方、アップリカの「エアキャリーAB」は39,600円、サイベックスの「クラウドG3」は39,599円です。
価格だけを見ると、Joieの2モデルは比較的手頃です。
しかし、トラベルシステムとして使うには、対応するベビーカーが必要です。組み合わせによっては専用アタッチメントやISOFIXベースも別途用意しなければなりません。
つまり、ベビーシート本体が安くても、必要な一式をそろえた総額まで安いとは限りません。
トラベルシステムとは、取っ手のついたベビーシートを車のチャイルドシートとして使い、車から取り外した後は対応ベビーカーに装着できる仕組みです。
赤ちゃんをシートから抱き上げず、寝かせたまま家・車・ベビーカーを移動できることが大きなメリットです。
とくに新生児から低月齢の時期は、車で眠った赤ちゃんを起こさずに移動できるため、車での外出が多い家庭ほど便利さを実感しやすいでしょう。
ただし、長く使える商品でも、ベビーシートとしての使用期間は新生児期から15〜18か月頃までが中心です。商品の身長上限や体重上限に早く達すれば、さらに短期間でサイズアウトする可能性もあります。
私は子どもが小さい頃、ベビー用品を選ぶときに「長く使えるか」をかなり重視していました。
実際には、使用期間が短いものほど購入価格だけでなく、使用する月数で割った負担を考える必要があります。トラベルシステムも同じで、安さを判断するときは本体価格だけを見るのでは不十分だと感じます。
トラベルシステムの安いおすすめモデルを比較
コスパ重視で候補にしやすいのは、Joieの「gemm」と「アイ・スナグ2」、軽さを優先するならアップリカの「エアキャリーAB」です。
高機能モデルを短期間だけ使いたい場合は、サイベックスやアップリカのレンタルセットも選択肢になります。
元ネタで確認できた主な価格や特徴を整理すると、次のとおりです。
| モデル・プラン | 確認できた価格 | 重量 | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| Joie gemm | 16,000円 | 3.8kg | 1台5役、Joieの対応ベビーカーに装着可能 | 購入価格を抑えたい人 |
| Joie アイ・スナグ2 | 参考価格19,800円 | 3.3kg | 新生児から12か月頃、R129対応 | 安さと新基準を両立したい人 |
| アップリカ エアキャリーAB | 39,600円 | 3.0kg | 5WAY、シートベルト固定と別売ベースに対応 | 軽さを重視する人 |
| サイベックス クラウドG3 | 39,599円 | 4.0kg | ライフラットポジション、長めの使用期間 | 姿勢や快適性を重視する人 |
| アップリカ2点レンタル | 月額4,916円 | 商品による | エアキャリーABと専用ベース | ベビーシートとベースだけ借りたい人 |
| サイベックス3点レンタル | 月額8,000円 | 商品による | オルフェオとクラウドTのセット | 一式を短期間試したい人 |
価格は販売店、在庫、レンタル期間、商品の状態によって変わります。購入前や申込前には、必ず最新の価格とセット内容を確認してください。
Joie gemmは購入価格を抑えやすい
Joieの「gemm」は、元ネタのランキングで16,000円と紹介されていた低価格帯のベビーシートです。
チャイルドシート、ベビーカー装着用シート、キャリー、バウンサー、チェアとして使える1台5役の商品で、Joieの対応ベビーカーに取り付けられます。
本体重量は3.8kgで、対象時期は1歳半頃までとされています。
インナークッション、柔らかいハンドルグリップ、UPF50+と撥水機能を備えたキャノピーなど、低価格ながら外出時に役立つ機能も用意されています。
注意点は、安全基準が旧基準のECE-R44/04であることです。
旧基準に適合した商品が直ちに危険という意味ではありませんが、これから新品を購入するなら、側面衝突試験などが追加されたR129適合モデルも比較したほうがよいでしょう。
価格を最優先するなら有力候補ですが、対応ベビーカーの価格や安全基準まで含めて判断する必要があります。
Joieアイ・スナグ2は安さとR129対応が魅力
Joieの「アイ・スナグ2」は、参考価格19,800円とされていた比較的安いベビーシートです。
本体重量は3.3kgで、新生児から12か月頃、身長75cmまでが使用の目安です。
別売りのベースや対応ベビーカーに装着でき、トラベルシステムとして使用できます。ソフトパッドを外すとメッシュシートになるため、季節に応じて使いやすい点も特徴です。
「gemm」より価格は高いものの、新安全基準R129に対応していることを重視するなら、アイ・スナグ2のほうが候補にしやすいでしょう。
ただし、対象期間は12か月頃までです。
赤ちゃんの成長が早い場合は、1歳になる前に身長上限へ近づく可能性もあります。安く購入できても、使用期間が短ければ、月あたりの費用が割高になることがあります。
アップリカのエアキャリーABは軽さ重視
アップリカの「エアキャリーAB」は、元ネタで39,600円と紹介されています。
Joieの2モデルより価格は上がりますが、本体重量が3.0kgと軽いことが大きな特徴です。
チャイルドシート、キャリー、ロッキングチェア、ローチェア、対面ベビーカーという5つの使い方ができます。
シートベルト固定に加え、別売りのアップリカトラベルシステムベースを使ったISOFIX固定にも対応します。
対象は新生児から15か月頃、身長40〜83cm、体重13kg以下です。
ベビーシートは本体の重さに赤ちゃんの体重が加わります。仮に赤ちゃんが7kgなら、3kgのエアキャリーでも持ち運ぶ重量は合計約10kgです。
そのため、数百グラムの違いでも、駐車場から自宅まで距離がある家庭や、玄関まで階段がある家庭では負担に差が出ます。
私は育児用品を実際に使うなかで、購入前には気にならなかった「持ち上げる回数」が、使い始めてから大きな問題になることがありました。
安さだけでなく、毎回無理なく持てる重さかどうかは、コスパを左右する重要なポイントです。
サイベックスのクラウドG3は安さより使用期間重視
サイベックスの「クラウドG3」は39,599円、本体重量4.0kgとして紹介されています。
新生児から2歳頃、身長約40〜87cmまでが目安で、Joieのアイ・スナグ2より長く使える設計です。
車内外で人間工学に基づいたライフラットポジションを取れる点も特徴とされています。
本体価格だけなら安いモデルとはいえません。
ただし、長く使えることやリクライニング機能を重視する家庭では、早期に買い替えるリスクを抑えられる可能性があります。
ここで大切なのは、安い商品を買うことと、総支出を抑えることは同じではないという点です。
たとえば19,800円の商品を10か月使えば、単純計算では月あたり1,980円です。39,599円の商品を24か月使えた場合は、月あたり約1,650円になります。
もちろん、実際の使用期間は赤ちゃんの成長や生活環境で変わります。
それでも、価格を使用予定月数で割ると、購入時の金額だけでは見えないコスパを比較できます。
安いトラベルシステムは購入とレンタルのどちらがお得?
使用期間が半年程度で、トラベルシステムを卒業した後に通常のチャイルドシートへ切り替える予定なら、レンタルのほうが合理的な場合があります。
一方、きょうだいへのお下がりを予定している家庭や、使用後に売却できる家庭では、購入のほうが結果的に安くなる可能性があります。
ベビー用品レンタルサービスのベビレンタでは、トラベルシステム関連商品が60件掲載されていました。
確認できた例では、サイベックスの「エイトンS2 i-Size」が3日5,131円から、「オルフェオ(2023)」が30日9,424円からレンタルされています。
ただし、これらは単品料金です。
トラベルシステムとして使用する場合は、対応ベビーカー、ベビーシート、アタッチメント、必要に応じて専用ベースがそろっているかを確認しなければなりません。
別のレンタルサービスであるベビーズママでは、トラベルシステムが全26件掲載されていました。
6か月レンタル時の月額例は次のとおりです。
- サイベックス オルフェオ・クラウドTの3点セット:月額8,000円
- アップリカ スムーヴプレシャス・エアキャリーの3点セット:月額7,500円
- アップリカ スムーヴプレシャス・エアキャリー・ベースの4点セット:月額8,500円
- サイベックス メリオ・クラウドT・ベースTの4点セット:月額9,333円
- アップリカ エアキャリーAB・トラベルシステムベースの2点セット:月額4,916円
- サイベックス クラウドT i-Size・ベースTの2点セット:月額6,750円
- アップリカ ルーチェフリー・エアキャリーAB・ベースの4点セット:月額9,000円
- サイベックス ミオスJP3・クラウドTの3点セット:月額9,166円
月額8,000円のセットを6か月借りると、単純計算で48,000円です。
月額9,333円なら、6か月で55,998円になります。
この金額だけを見ると、低価格なベビーシートを購入したほうが安く見えます。
しかし、レンタルセットにはベビーカーやベース、アタッチメントなどが含まれる場合があります。購入の場合は、ベビーシート以外の費用も加算しなければ公平に比較できません。
たとえば、ISOFIX固定に必要な専用ベースは、一般的に別売りとなるケースが多く、元ネタでは追加費用の目安が2〜4万円とされています。
ベビーカーとの接続に別売りアタッチメントが必要な場合は、さらに2,000〜3,000円程度がかかることもあります。
購入とレンタルを比べる際は、次の計算式で考えると分かりやすくなります。
購入総額=ベビーシート+ベビーカー+ベース+アタッチメント−売却予定額
レンタル総額=月額料金×利用月数+送料や補償料などの追加費用
レンタルサービスによっては送料、補償、早期返却時の返金条件が異なります。表示された月額だけでなく、最終的な支払総額を確認することが重要です。
個人的には、出産前の段階で「本当にトラベルシステムを頻繁に使うか分からない」と感じる家庭ほど、最初から高額な一式を購入するより、レンタルで試すほうが失敗を抑えやすいと考えます。
生活動線に合わないと、便利な機能があっても使わなくなるためです。
安いトラベルシステムを選ぶ5つのポイント
トラベルシステムを安くそろえるには、商品価格だけではなく、安全性、使用期間、固定方法、対応ベビーカー、重量の5点を確認する必要があります。
1.R129適合とEマークを確認する
価格が安くても、安全基準を確認できない商品は避けるべきです。
現行の安全基準に適合したチャイルドシートには、適合を示すEマークが表示されています。
中古品を購入する場合は、製造時期や適合基準にも注意が必要です。2012年6月30日までに製造された商品には、旧制度の適合表示である「自マーク」が付いている場合があります。
現在選ぶなら、新安全基準「UN(ECE)R129」に適合した商品が有力です。
R129では、従来のR44で行われていた前後方向の衝突試験に加え、側面衝突試験も導入されています。
安さを優先する場合でも、安全基準は削ってよい条件ではありません。
フリマアプリや中古店では、古いモデルが安く販売されることがあります。しかし、事故歴や保管状態、部品の欠損、使用期限を確認できない商品は慎重に判断する必要があります。
2.使用できる月齢・身長を確認する
ベビーシートは、月齢だけでなく身長や体重の上限で使用可否が決まります。
元ネタでは、商品によって身長制限に10cm以上、体重制限に3kg以上の違いがあると説明されています。
Joieのアイ・スナグ2は12か月頃、身長75cmまでが目安です。
アップリカのエアキャリーABは15か月頃、身長83cm、体重13kg以下です。サイベックスのクラウドG3は2歳頃、身長87cmまでとされています。
同じ「新生児から使える商品」でも、卒業時期は大きく異なります。
購入価格を使用可能月数で割り、1か月あたりの費用を比較すると、本当の意味で安いモデルを選びやすくなります。
3.シートベルト固定なら初期費用を抑えやすい
トラベルシステムの車への固定方法は、主にシートベルト固定とISOFIX固定の2種類です。
費用を抑えやすいのはシートベルト固定です。
シート単体で使える商品なら、専用ベースを購入しなくても車へ取り付けられます。
ただし、乗せ降ろしのたびにシートベルトを着脱する必要があり、取り付け手順が増えます。車種によってはシートベルトの長さが足りず、取り付けにくい場合もあります。
ISOFIX固定は、車に備え付けられた金具へコネクターを接続する方法です。
着脱しやすく、正しく装着できたか確認しやすいことが利点ですが、専用ベースが別売りの場合は2〜4万円程度の追加費用が発生する可能性があります。
2012年7月以降に販売された乗車定員10人未満の乗用車には、ISOFIX取付装置が装備されています。
ただし、年式だけで判断せず、メーカーの車種別適合表で使用できるか確認してください。
初期費用を抑えるならシートベルト固定、毎日の着脱を楽にしたいならISOFIX固定という選び方が現実的です。
4.対応ベビーカーとアタッチメントを確認する
トラベルシステム対応と書かれていても、すべてのベビーカーに装着できるわけではありません。
対応するブランドやモデルが指定されており、別売りのアタッチメントが必要な組み合わせもあります。
元ネタでは、アタッチメントの追加費用として2,000〜3,000円程度が示されています。
数千円なら小さな差に見えますが、ベビーシート、専用ベース、ベビーカーと積み重なると、予算を超えやすくなります。
すでに使いたいベビーカーが決まっている場合は、そのベビーカーに対応するベビーシートから選ぶほうが失敗を減らせます。
反対に、ベビーシートの安さだけで先に購入すると、対応ベビーカーが高額だったり、希望するベビーカーに装着できなかったりする可能性があります。
5.赤ちゃんを乗せた総重量で考える
トラベルシステムのベビーシートは、3kg未満の軽量モデルから6kg近いモデルまであります。
元ネタで確認できたモデルでは、Nunaのベビーシートが2.8kg、アップリカのエアキャリーABが3.0kg、Joieのアイ・スナグ2が3.3kg、gemmが3.8kg、サイベックスのクラウドG3が4.0kgです。
本体が4kgで赤ちゃんが7kgなら、持ち運ぶ重量は合計11kgです。
さらに、荷物や上の子の対応が重なる家庭では、数字以上に負担を感じやすくなります。
エレベーターのない集合住宅、玄関まで階段がある家、公共交通機関を頻繁に利用する家庭では、重いモデルを避けたほうがよい場合があります。
安いモデルを購入しても、重くて使わなくなればコスパは下がります。
店頭で試せる場合は、空のシートを持つだけでなく、赤ちゃんの体重を想定した重さで持ち上げられるか確認するのがおすすめです。
コスパ重視ならどのトラベルシステムがおすすめ?
購入価格を抑えたいなら、Joieの「アイ・スナグ2」がバランスのよい候補です。
本体価格は参考価格19,800円で、3.3kgと比較的軽く、R129に対応しています。
さらに価格を抑えたい場合は、16,000円の「gemm」も候補になります。ただし、旧基準R44/04への適合である点と、対応ベビーカーを含む総額を確認して選ぶ必要があります。
軽さを優先するなら、3.0kgのアップリカ「エアキャリーAB」が有力です。
本体価格は39,600円と安価ではありませんが、持ち運びの負担を軽減しやすく、15か月頃まで使えることから、車と自宅を頻繁に往復する家庭では価値を感じやすいでしょう。
ベビーカーとベースを含む一式を半年程度だけ使うなら、レンタルも現実的です。
とくに月額4,916円のアップリカ「エアキャリーAB・トラベルシステムベース」2点セットは、ベースを買うか迷っている人が試す方法として検討できます。
ただし、この2点セットだけではベビーカーが含まれません。トラベルシステムとして利用するには、対応ベビーカーをすでに持っているか、別途用意する必要があります。
一式を借りたい場合は、月額7,500円の「スムーヴプレシャス・エアキャリー」3点セットや、月額8,000円の「オルフェオ・クラウドT」3点セットが比較対象になります。
私がコスパを重視して選ぶなら、次の順番で判断します。
- 使いたい期間を決める
- 対応する車種とベビーカーを確認する
- ベースとアタッチメントを含む購入総額を出す
- 同じ期間のレンタル総額を出す
- 重量と使用後の保管・処分まで比較する
この順番なら、「本体が安かったから買ったのに、追加部品で高くなった」という失敗を防ぎやすくなります。
安いトラベルシステムを選ぶときの注意点
安いトラベルシステムを探すときに避けたいのは、価格だけを見て使用条件を確認せず購入することです。
まず、中古品を購入する場合は、事故歴や強い衝撃を受けた履歴を確認できない商品に注意してください。
チャイルドシートは見た目に問題がなくても、事故や落下によって内部が損傷している可能性があります。説明書、肩ベルト、インナークッション、接続部品が欠けていないかも確認が必要です。
次に、専用ベースなしでも使用できるかを確認しましょう。
シートベルト固定に対応していればベース代を節約できますが、毎回の取り付けが負担になる家庭もあります。
保育園の送迎や買い物などで1日に何度も車を使うなら、初期費用が高くてもISOFIXベースを導入したほうが使いやすい可能性があります。
また、レンタルでは「レンタル中」や「再入荷通知受付中」と表示される商品もあります。
出産予定日が近い場合は、借りたいモデルが利用できない可能性も考え、早めに在庫と予約可能期間を確認したほうが安心です。
レンタル品の内容も、同じ商品名だから同じとは限りません。
ベビーカー、ベビーシート、ベース、アタッチメントのどこまで含まれるのか、説明書やレインカバーなどの付属品はあるのかを確認してください。
さらに、短期間のレンタルは1日あたりの料金が高くなりやすい傾向があります。
ベビレンタで紹介されていたエイトンS2 i-Sizeは3日5,131円からでした。旅行など数日の利用には便利ですが、数か月使うなら長期プランや購入と比較したほうがよいでしょう。
安いトラベルシステムについての考察
筆者としては、トラベルシステムのコスパは「機能の多さ」よりも、「家庭の移動方法に合っているか」で決まると考えます。
車移動が多く、駐車場から自宅まで短く、ベビーシートを頻繁にベビーカーへ載せ替える家庭では、トラベルシステムの利便性を活かしやすいでしょう。
一方、電車やバスでの移動が中心の家庭や、階段の上り下りが多い家庭では、ベビーシートと赤ちゃんを合わせた重さが負担になる可能性があります。
トラベルシステムは「赤ちゃんを起こさずに移動できる」ことが大きな魅力です。
しかし、赤ちゃんによっては車が止まると起きることもあり、ベビーシートを動かした時点で目を覚ますこともあります。すべての家庭で同じような効果を得られるわけではありません。
そのため、購入前から便利さを過大評価しないことも大切です。
また、低価格モデルと高価格モデルの差は、単純な安全性の優劣だけではありません。
固定方法、重量、リクライニング、キャノピー、通気性、使用可能期間、対応ベビーカーなどの違いが価格に反映されています。
必要のない機能まで付いた高額モデルを選ぶ必要はありませんが、毎日使う機能まで削ってしまうと、結果的に買い直しにつながる可能性があります。
私が注目したのは、レンタル料金と購入価格の境目が、家庭によって大きく異なる点です。
低価格なJoieのベビーシートを対応ベビーカーと組み合わせて長く使うなら、購入のほうが有利になりやすいでしょう。
一方、サイベックスやアップリカのベビーカー、ベビーシート、専用ベースを一式で試したい場合は、半年程度のレンタルにも合理性があります。
さらに、使用後の保管スペースも見落とせません。
ベビーシートはサイズアウトすると、通常のチャイルドシートへ買い替える必要があります。次の子に使う予定がなければ、大きなシートを保管するか、売却・譲渡・処分する手間が発生します。
レンタルなら返却できますが、汚れや破損の扱い、返送方法を確認する必要があります。
購入なら自由に使えますが、使用後の管理まで自分で行わなければなりません。
こうした手間も費用の一部と考えると、単純な販売価格だけで「安い」と判断するべきではないでしょう。
今後もトラベルシステムは、サイベックス、アップリカ、Joie、Nuna、マキシコシなど複数のメーカーから幅広いモデルが販売されると考えられます。
一方で、安全基準はR129対応が中心になり、旧基準モデルは価格が安くても選びにくくなっていく可能性があります。
これから購入する家庭は、旧モデルの値下げだけに注目せず、製造時期、安全基準、付属品の入手可否まで確認することが重要です。
まとめ
安いトラベルシステムを購入したいなら、Joieの「gemm」や「アイ・スナグ2」が比較的低価格な候補です。
「gemm」は16,000円で1台5役、「アイ・スナグ2」は参考価格19,800円でR129に対応しています。
軽さを優先するなら、3.0kgのアップリカ「エアキャリーAB」も有力ですが、本体価格は39,600円です。
トラベルシステムとして使うには、対応ベビーカー、専用ベース、アタッチメントが必要になる場合があります。本体価格ではなく、必要な一式の総額を確認してください。
半年程度の利用なら、月額4,916〜9,333円程度で紹介されているレンタルプランも比較対象になります。
最もコスパがよい選択は、家庭の車移動の頻度、使用期間、住宅環境、赤ちゃんを乗せたときの総重量によって変わります。
安さだけで決めず、安全基準、使用可能期間、固定方法、対応ベビーカー、総重量を確認したうえで、購入総額とレンタル総額を比較することが失敗を防ぐポイントです。
よくある質問
トラベルシステムで一番安いモデルはどれですか?
元ネタで確認できたモデルでは、Joieの「gemm」が16,000円で低価格でした。
ただし、対応ベビーカーやアタッチメント、専用ベースの費用を含めると総額が変わります。安全基準がECE-R44/04である点も確認して選びましょう。
トラベルシステムはレンタルのほうが安いですか?
使用期間が短く、ベビーカーやベースを含む高額なセットを使いたい場合は、レンタルのほうが負担を抑えられることがあります。
一方、低価格モデルを長く使う場合や、きょうだいへ引き継ぐ予定がある場合は、購入のほうが安くなる可能性があります。
専用のISOFIXベースは必要ですか?
シートベルト固定に対応したベビーシートなら、専用ベースなしで使える場合があります。
ただし、ISOFIXベースを使うと着脱しやすく、取り付けミスを抑えやすい利点があります。車種別適合表と商品の説明書を確認し、費用と使いやすさのどちらを優先するかで判断してください。

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