1歳半の夜泣きが改善しないときは、睡眠不足だけでなく、昼寝の時間、自我の発達、体調、寝室環境を順番に見直すことが大切です。
「生活リズムを整えているのに毎晩起きる」「何を試しても変わらない」と悩むこともありますよね。1歳半の夜泣きは、それだけで異常とはいえませんが、原因を決めつけず、子どもの昼間の様子と家族の負担まで含めて判断する必要があります。
この記事では、1歳半に多い夜泣きの原因を「見分けるサイン」と「試したい対応」に分けて整理します。
家庭で対策を続ける期間の目安や、小児科へ相談したほうがよい症状も紹介するので、今夜から何を確認すればよいか一緒に考えていきましょう。
1歳半の夜泣きが改善しないのは異常?
1歳半を過ぎても夜中に起きる子はいます。夜泣きだけを理由に、発達の異常や病気と判断することはできません。
ただし、1歳半の夜泣きがどのくらいの割合で起こるかを直接示した、信頼性の高い国内統計は限られています。そのため、乳児期の夜泣きに関する数字を、そのまま1歳半に当てはめないことが大切です。
1歳半は大人と同じように眠れるとは限らない
1歳半になると、赤ちゃんのころより長く眠れるようになりますが、夜中に一度も目を覚まさないとは限りません。
大人も眠りの浅い時間に一瞬目を覚ましていますが、自分で寝返りを打ったり姿勢を変えたりして、再び眠っています。
一方、1歳半の子どもは、目を覚ましたあとに一人で眠り直す力がまだ発達途中です。寝つくときに抱っこや添い寝、授乳などが必要だった場合、夜中にも同じ状況を求めて泣くことがあります。
これは「抱っこしたから夜泣きする」「甘やかしたから一人で眠れない」という単純な話ではありません。
発達の速さや安心できる方法は子どもによって違うため、家庭に合った対応を選ぶ必要があります。
1~2歳の睡眠時間は昼寝を含めて11~14時間が目安
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、米国睡眠医学会の推奨として、1~2歳児は1日合計11~14時間の睡眠を確保することが紹介されています。
この時間には、夜間の睡眠だけでなく昼寝も含まれます。
ただし、11時間未満なら必ず問題がある、14時間を超えたら異常という意味ではありません。推奨時間は、子どもの睡眠状態を考えるための目安です。
確認したいのは、合計時間だけではありません。
- 朝から機嫌よく遊べているか
- 日中ずっと眠そうではないか
- 夕方になると激しく不機嫌にならないか
- 昼寝が夜の就寝直前まで続いていないか
- 夜泣き後に長時間眠れない状態が続いていないか
夜中に起きても、日中元気に過ごし、必要な睡眠をある程度取れている子もいます。
反対に、夜泣きの回数が少なくても、睡眠時間が短く、日中の機嫌や活動に影響が出ている場合は、生活全体を見直したほうがよいでしょう。
1歳半の夜泣きが改善しない主な原因は?
1歳半の夜泣きは、一つの原因だけで起こるとは限りません。発達、生活リズム、入眠方法、体調などが重なっていることがあります。
ここでは、1歳半との関連が比較的考えやすい原因を、見分けるポイントとともに紹介します。
自我や言葉が発達する途中だから
1歳半ごろは、「自分でやりたい」という気持ちが強くなる一方、希望や不満を言葉で十分に伝えられない時期です。
思うようにできない悔しさや、新しく覚えたことへの興奮が重なると、寝つきが悪くなったり、夜中に起きやすくなったりすることがあります。
見分けるサインは、夜泣きが始まった時期に、イヤイヤや癇癪、新しい言葉や動作が増えていないかという点です。
ただし、「昼間に泣いたから夜泣きした」と一対一で結びつけることはできません。発達による興奮は、考えられる要因の一つとして捉えましょう。
日中は、子どもの要求をすべてかなえる必要はありません。
「自分でやりたかったね」「まだ遊びたかったね」と短い言葉にしてあげるだけでも、気持ちを受け止める関わりになります。
昼寝の終了時刻が遅くなっているから
1歳半は、昼寝が1日2回から1回へ移行する子もいる時期です。
昼寝の回数や長さには個人差がありますが、夕方遅くまで眠ると、夜の就寝時刻が後ろにずれることがあります。
見分けるサインは、昼寝が遅かった日に限って寝つきが悪い、就寝から数時間後に目を覚ます、朝起きる時刻も遅くなっているといった傾向です。
昼寝を一律に短くするのではなく、次の点を記録してみましょう。
- 昼寝を始めた時刻
- 昼寝から起きた時刻
- 夜に寝ついた時刻
- 夜泣きが始まった時刻
- 翌朝の起床時刻
- 夕方の機嫌
昼寝を無理に削ると、疲れすぎてかえって興奮し、眠りにくくなる子もいます。
「昼寝をなくす」のではなく、まずは終了時刻を少し早められないか確認するほうが現実的です。
寝るときと夜中に起きたときの条件が違うから
抱っこで完全に眠ってから布団へ移す、授乳しながら眠る、親の腕枕で眠るなど、子どもにはそれぞれ安心できる入眠方法があります。
ところが、夜中に浅い眠りから目を覚ましたとき、寝ついたときと状況が違うと、不安になって泣くことがあります。
見分けるサインは、抱き上げる、授乳する、親が隣に来るなど、寝つくときと同じ状況を再現するとすぐ眠ることです。
この場合も、今までの方法を突然すべてやめる必要はありません。
例えば、抱っこで完全に眠る前に布団へ移して背中を触る、授乳後に短い声かけを加えるなど、眠る直前の流れを少しずつ変える方法があります。
ただし、方法を変えたことで親子の負担が大きくなるなら、急いで進めなくても構いません。
夜間授乳や添い寝を続けるかどうかは、食事量、発育、授乳状況、家庭の考え方によって判断が異なります。「1歳半になったら必ずやめるべき」とは一律にいえないため、迷う場合は小児科医や助産師へ相談しましょう。
保育園や外出など日中の刺激が増えたから
保育園への入園や進級、旅行、帰省、長時間の外出など、生活環境が変わったあとに夜泣きが増えることがあります。
1歳半の子どもにとっては、大人には小さく見える出来事も大きな刺激です。
見分けるサインは、行事や外出があった日、昼間に人と多く会った日、いつもと違う場所で過ごした日に夜泣きが増えていないかという点です。
なお、「日中の情報を脳が整理するため夜泣きする」と断定できるわけではありません。
新しい経験による興奮や疲れが睡眠に影響する可能性がある、と考えるのが適切です。
刺激の多い日ほど、帰宅後から就寝までの時間を静かに過ごしてみましょう。テレビや動画を早めに切り上げ、入浴、着替え、絵本、消灯という短い流れを繰り返すと、眠る時間を伝えやすくなります。
暑さ・寒さ・寝具が不快だから
子どもは眠っているあいだによく動き、汗もかきます。
厚着や重い掛け物で暑くなっている場合もあれば、汗で湿った服が冷えて不快になっている場合もあります。
見分けるサインは、首元や背中の汗、パジャマの湿り、冷暖房の風、肌の赤みやかゆみです。
手足が冷たいという理由だけで、掛け物を増やす必要はありません。首元や背中、おなかの状態を確認しましょう。
寝床では、次の点もチェックしてください。
- 顔の近くに枕やクッションがないか
- タオルやぬいぐるみが顔を覆う位置にないか
- コードやひもが手の届く場所にないか
- ベッドと壁、柵、家具の間に隙間がないか
- 寝具が柔らかすぎて体が沈んでいないか
- ベッドガードなどを対象年齢どおり使用しているか
こども家庭庁は、1歳未満の赤ちゃんについて、硬めで平らな寝具を使い、寝床に枕、タオル、ぬいぐるみなどを置かないよう案内しています。
1歳半は対象年齢を過ぎていますが、眠っている子どもの顔を覆う物や、首に絡む物を寝床から離すという安全確認は引き続き重要です。
鼻づまりや耳の痛みなど体調不良があるから
急に夜泣きが始まった場合は、「成長の一環」と決めつけず、体調を確認してください。
鼻づまりや咳は、横になるとつらく感じることがあります。風邪のあとに耳を繰り返し触る、横になると激しく泣く場合は、中耳炎などによる痛みも考えられます。
体調不良を疑うサインには、次のようなものがあります。
- 発熱や咳、鼻水がある
- 耳を何度も触る
- 食欲や水分摂取が減った
- おしっこの回数が少ない
- 嘔吐や下痢がある
- 便秘やおなかの張りがある
- 湿疹や強いかゆみがある
- 昼間も元気がなく機嫌が悪い
- 泣き方が普段と明らかに違う
また、乳歯が生える時期には、歯ぐきのむずがゆさで眠りにくくなることもあります。
ただし、夜泣きをすべて歯のせいにすると病気を見逃す可能性があるため、全身の様子を確認することが大切です。
1歳半の夜泣きが続くときの対応方法
夜泣きを改善しようとして、昼寝、寝室、授乳、就寝時刻を一度に変えると、何が影響したのか分からなくなります。
まず3~7日間は現在の状態を記録し、その後、一つの対策を選んで試してみましょう。
まず3~7日間の睡眠記録をつける
睡眠記録は、夜泣きの原因を断定するためではなく、繰り返している傾向を見つけるために使います。
記録する項目は多すぎないほうが続けやすいですよ。
- 朝の起床時刻
- 昼寝の開始・終了時刻
- 夜の就寝時刻
- 夜泣きした時刻
- 再び眠るまでの時間
- 落ち着いた対応
- 外出や保育園行事
- 発熱、鼻水、便などの体調
私も子どもの寝かしつけで、良さそうな対策を一度に増やしすぎてしまい、何を続ければよいのか分からなくなったことがあります。
そこで、細かな記録表を完璧につけるのではなく、「昼寝が終わった時刻」「夜に起きた時刻」「どうしたら眠ったか」の3点だけを書くようにしました。
記録を簡単にすると親の負担が減り、昼寝が遅れた日や刺激の多かった日に寝つきが変わるなど、振り返りやすくなりました。
もちろん、これは私の家庭での経験であり、同じ方法ですべての子どもの夜泣きが改善するわけではありません。
ただ、記憶だけに頼らず記録を残すことは、小児科や保健師へ相談するときにも役立ちます。
起床時刻と朝の光をそろえる
生活リズムを見直すときは、毎晩同じ時刻に寝かせることより、朝の起床時刻を大きくずらさないことから始めると取り組みやすいでしょう。
起きたらカーテンを開け、着替えや朝食へ進みます。
夜泣きが長引いた翌朝に、いつもより多少遅くなることはあります。それでも、毎日数時間ずつずれて昼夜が逆転しないよう、家庭で無理のない基準を決めてみてください。
朝に行いたいことは、複雑でなくて構いません。
- カーテンを開ける
- 朝の光が入る場所で過ごす
- パジャマから着替える
- 朝食をとる
- 日中に体を動かす
一日行っただけで変化が出るものではありません。数日単位で様子を見ながら、続けられる範囲で整えていきましょう。
寝る前の流れを短く固定する
入眠前の習慣は、毎日完璧にこなすことより、疲れた日にも続けられる短さが重要です。
例えば、次のような流れにします。
1. 入浴する
2. パジャマに着替える
3. 水分をとる
4. 絵本を1冊読む
5. 照明を暗くする
6. 同じ言葉で「おやすみ」と伝える
私は以前、「寝る前には絵本を何冊か読まなければ」と考え、できなかった日に自分を責めてしまうことがありました。
けれど、子どもを安心させるための習慣が、親を追い詰めてしまっては続きません。
絵本1冊、短い歌、背中を数回触るなど、親が疲れている日にもできる内容に絞るほうが、結果的に安定しやすいと感じています。
夜中は安全と体調を確認して静かに対応する
夜中に泣いたら、まず呼吸、顔色、発熱、汗、おむつ、鼻づまりなどを確認します。
問題が見当たらなければ、照明を明るくしすぎず、短い声かけやタッチで様子を見ましょう。
目を閉じたまま小さな声を出しているだけなら、完全に起きていないこともあります。すぐに抱き上げると目が覚める場合があるため、安全を確認したうえで数十秒ほど待つ方法もあります。
ただし、泣き方が強い、体を大きく反らす、呼吸が苦しそうといった場合は、寝言と決めつけないでください。
抱っこするか、添い寝するか、授乳するかについて、すべての家庭に共通する正解はありません。
それぞれの特徴を整理すると、次のようになります。
| 対応 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 短時間見守る | 眠りかけている子を起こさずに済むことがある | 体調や安全を確認せず放置しない |
| 声かけ・タッチ | 寝床を変えず安心を伝えやすい | 強く刺激すると目が覚めることがある |
| 抱っこ | 早く落ち着く子がいる | 親の負担や転倒に注意する |
| 授乳・水分 | 安心して眠れる子がいる | 食事や発育、虫歯予防を含め個別に考える |
親が眠気でふらついている状態で、ソファや椅子に座ったまま子どもを抱き続けるのは危険です。
自分も眠ってしまいそうなときは、子どもを安全な寝床へ戻し、パートナーと交代するなど、安全を優先してください。
何日試しても夜泣きが改善しないときは?
夜泣き対策には、医療上共通する「何日で効果がなければ失敗」という基準はありません。
実際には、3~7日ほど記録したあと、一つの対策を1~2週間程度続け、回数だけでなく再入眠時間や親の負担も含めて変化を見る方法が分かりやすいでしょう。
1~2週間は一つの変更に絞って様子を見る
1~2週間という期間は、病気の有無を判断する医学的な基準ではなく、生活習慣との関係を観察するための実用的な目安です。
体調不良が疑われる場合や、家族が限界に近い場合は、この期間を待たずに相談してください。
対策の効果は、夜泣きがゼロになったかだけで判断しません。
- 起きる回数が減った
- 泣いている時間が短くなった
- 抱っこ以外でも眠れる日が出てきた
- 夜泣きしやすい条件が分かった
- 親が交代で休めるようになった
こうした変化も、十分な前進です。
反対に、1~2週間続けても変化がない場合は、同じ対策を強めるのではなく、別の原因がないか見直しましょう。
例えば、寝る時刻だけを早めても変わらなければ、昼寝の終了時刻や鼻づまり、寝室の暑さなど、別の項目を確認します。
「改善しない」ときほど親の睡眠を確保する
夜泣きが続くと、「もっと生活リズムを整えなければ」「抱っこを減らさなければ」と、親の努力を増やしがちです。
けれど、睡眠不足の状態で対策を増やすと、続けること自体が難しくなります。
パートナーと暮らしている場合は、できるだけ具体的に担当を決めましょう。
- 前半と後半で夜の対応を交代する
- 翌朝の家事を担当してもらう
- 休日の午前中だけ一人で眠る
- 夜泣き対応をした人は朝食作りを休む
- 実家や一時預かりを利用して昼寝する
「手伝ってほしい」だけでは、お互いに何をすればよいか分からないことがあります。
「今夜は0時までお願いしたい」「明日の朝7時から2時間眠りたい」のように、時間と役割を具体的に伝えるほうが動きやすくなります。
夜泣き対策は、子どもを眠らせる工夫だけではありません。親が安全に子どもへ対応できるだけの休息を確保することも、大切な対策です。
1歳半の夜泣きで病院へ相談する目安は?
夜泣きだけで緊急受診が必要とは限りませんが、呼吸や意識に異常がある場合は、生活リズムの問題として様子を見てはいけません。
症状の強さと昼間の様子を基準に、「すぐ相談」「診療時間内に相談」「記録しながら様子を見る」の三段階で考えましょう。
すぐに医療機関へ相談したい症状
次のような場合は、夜泣きの原因探しより、子どもの安全確認を優先してください。
- 呼吸が苦しそう
- 顔色や唇の色が悪い
- 呼びかけへの反応が弱い
- けいれんのような動きがある
- 繰り返し嘔吐している
- 水分がほとんど取れない
- いつもと違う激しい泣き方が続く
- 転落や誤飲など事故の可能性がある
明らかに緊急性が高い場合は、ためらわず救急要請を検討してください。
夜間や休日に受診の必要性を迷ったときは、全国共通の子ども医療電話相談「#8000」を利用できます。
#8000では、小児科医師や看護師などから、家庭での対応や受診先について助言を受けられます。受付時間は都道府県によって異なるため、お住まいの地域の実施時間を確認してください。
診療時間内に小児科へ相談したい状態
緊急性は高くなくても、次のような状態がある場合は、かかりつけの小児科へ相談しましょう。
- 鼻水や咳が続いて眠りにくそう
- 耳を繰り返し触る
- 横になると激しく泣く
- 食欲が落ちている
- 便秘や下痢が続いている
- 湿疹やかゆみで目を覚ます
- 昼間も元気がなく不機嫌
- 夜泣きが急に激しくなった
- 家庭での対応を続けても負担が大きい
受診時には、夜泣きの時刻、泣いていた時間、昼寝、食事、発熱などの記録があると、状況を伝えやすくなります。
スマートフォンで撮影できる状況なら、夜中の泣き方や動きを短い動画に残しておく方法もあります。ただし、撮影より子どもの安全確保を優先してください。
記録しながら様子を見やすい状態
昼間は元気で食欲があり、発熱や呼吸の異常もなく、泣いたあと比較的短時間で眠れる場合は、生活記録をつけながら様子を見る選択肢があります。
ただし、親が「もう対応できない」と感じているなら、子どもに病気の兆候がなくても相談して構いません。
次のような状態は、親側の支援が必要なサインです。
- 涙が止まらない
- 強いイライラが続く
- 子どもに怒鳴ったり手を上げたりしそうになる
- 日中の運転や仕事に支障が出ている
- 食事や睡眠が十分に取れない
- 気分の落ち込みが続く
- 一人で子どもと過ごすことが怖い
安全な寝床へ子どもを寝かせ、いったん距離を取って気持ちを落ち着けることは、放置とは違います。
家族、地域の保健師、子育て支援センター、かかりつけ医などへ、現在の状況をそのまま伝えてください。
1歳半の夜泣きが改善しないときに大切な考え方
私が大切だと考えるのは、「夜泣きを完全になくすこと」だけを成功の基準にしないことです。
1歳半は、睡眠だけでなく、言葉、運動、自我、食事など、多くのことが同時に変化している時期です。
生活リズムを整えても、新しい経験や体調によって一時的に夜泣きが増えることはあります。
そのたびに「私の対応が間違っていた」と考えてしまうと、親の心が先に疲れてしまいますよね。
夜泣きが改善しないと感じたときは、次の三つを分けて考えてみてください。
- 子どもの問題:体調、睡眠時間、発達、寝室環境
- 対応方法の問題:家庭で続けられる方法か、一度に変えすぎていないか
- 家族の負担:親が休めているか、交代できる人がいるか
子どもの夜泣きが同じでも、親が2時間まとまって眠れるようになれば、家庭の負担は変わります。
抱っこでしか眠れなかった子が、声かけでも落ち着く日が一日増えれば、それも変化です。
個人的には、夜泣きが改善しないときに必要なのは、さらに頑張ることではなく、何をしないか決めることだと思います。
寝かしつけの手順を増やしすぎない、夜泣きした時刻を正確に記録できなかった日を責めない、家事を一つ休む。そうした引き算が、親子の安全を守ることもあります。
まとめ
1歳半の夜泣きが改善しない背景には、睡眠リズムの発達、自我や言葉の成長、昼寝の時刻、入眠方法、日中の刺激、寝室環境、体調不良などが考えられます。
1歳半に限定した夜泣きの頻度データは乏しく、夜中に起きることだけで異常とは判断できません。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が紹介する1~2歳児の睡眠時間は、昼寝を含めて1日11~14時間が目安です。
まず3~7日間、起床、昼寝、就寝、夜泣きの時刻を記録し、一度に変える対策は一つに絞りましょう。
生活習慣との関係を見る場合は、無理のない対策を1~2週間ほど続け、夜泣きの回数だけでなく、再び眠るまでの時間や家族の負担も確認します。
呼吸、顔色、意識、泣き方が普段と違う場合は、期間を決めて様子を見ず、医療機関へ相談してください。夜間や休日に判断を迷う場合は、地域の実施時間を確認したうえで#8000を利用できます。
夜泣きは、親の努力不足で起こるものではありません。子どもの状態を確認すると同時に、家族が休める方法も同じくらい大切にしてくださいね。
よくある質問
1歳半の夜泣きについて、家庭で判断に迷いやすい疑問をまとめました。
本文の対策とあわせて、子どもの様子を確認するために活用してください。
1歳半の夜泣きはいつまで続きますか?
夜泣きが終わる時期には個人差があり、「1歳半なら何日以内に終わる」とはいえません。
生活の変化や体調をきっかけに、一度落ち着いた夜泣きが再び始まることもあります。終わる時期だけを待つのではなく、昼間の元気、睡眠時間、家族の負担を含めて判断しましょう。
夜泣き対策は何日続ければ判断できますか?
病気の有無を判断する共通の日数はありません。
生活習慣を見直す場合は、まず3~7日間記録し、一つの変更を1~2週間程度続けると傾向を比較しやすくなります。ただし、体調不良が疑われる場合や家族が限界に近い場合は、期間を待たずに相談してください。
夜泣きしたらすぐ抱っこしたほうがよいですか?
目を閉じたまま小さく泣いている場合は、安全と体調を確認して数十秒ほど様子を見る方法があります。
激しく泣く、呼吸や顔色がおかしい、体を強く反らす場合は、すぐに状態を確認してください。抱っこ、添い寝、声かけなどから、子どもが落ち着きやすく、親が安全に続けられる方法を選びましょう。

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