サイベックスのトラベルシステムは、専用アダプターを使えば、対応するベビーシートをベビーカーへ簡単に付け外しできます。
この記事では、サイベックスのリベルとクラウドシリーズを中心に、トラベルシステムの付け方・外し方、車への装着方法、うまく取り付けられないときの確認ポイントを分かりやすく解説します。
サイベックスのトラベルシステムとは?
サイベックスのトラベルシステムとは、対応するベビーシートを、車のチャイルドシートとしてもベビーカーのシートとしても使える仕組みです。
ベビーシートに赤ちゃんを乗せたまま、車・ベビーカー・室内の間を移動できます。
例えば、車の中で赤ちゃんが眠ってしまった場合でも、抱き上げずにベビーシートごと取り外せます。
そのままベビーカーへ付け替えられるため、赤ちゃんを起こしにくいことが大きなメリットです。
サイベックスが案内しているトラベルシステム対応ベビーシートの使用目安は、身長45cm〜87cm、新生児から生後18ヶ月頃までです。
赤ちゃんが生まれて退院するときから使えるため、低月齢のうちから車で出かける家庭に向いています。
ベビーカーに取り付けたときはベビーシートとして、車ではチャイルドシートとして使用できます。
取り外した後は、実家や友人宅、飲食店などで赤ちゃんを座らせるローチェアとしても活用できます。
ただし、すべてのベビーカーとベビーシートを自由に組み合わせられるわけではありません。
ベビーカー・ベビーシート・カーシートアダプターの対応モデルを確認することが重要です。
サイベックスのトラベルシステムに必要なもの
サイベックスのトラベルシステムを使うには、主に次のものが必要です。
- トラベルシステム対応ベビーカー
- 対応するベビーシート
- ベビーカー専用カーシートアダプター
- 車用の専用ベース、または車両のシートベルト
ベビーカーへベビーシートを直接取り付けることはできません。
基本的には、ベビーカーとベビーシートの間に専用のカーシートアダプターを装着します。
リベルで必要なもの
サイベックスのリベルをトラベルシステム化する場合は、次の組み合わせが代表的です。
| 必要なもの | 主な役割 |
|---|---|
| サイベックス リベル | ベビーカー本体 |
| クラウドシリーズ | 赤ちゃんを乗せるベビーシート |
| リベル・オルフェオ カーシートアダプター2 | リベルとベビーシートを接続する部品 |
| 対応する専用ベース | ベビーシートを車へISOFIX固定する台座 |
リベルとオルフェオは、共通のカーシートアダプターが用意されています。
アダプターを購入するときは、所有しているリベルのモデルや購入時期に対応しているか確認しましょう。
対応ベビーシートの例
サイベックスのトラベルシステム対応ベビーシートには、クラウドシリーズがあります。
案内されている代表的なモデルは次のとおりです。
| モデル | 本体重量 | リクライニング | 専用ベース |
|---|---|---|---|
| クラウドG3 | 4.0kg | 2ポジション | ベースG3 |
| クラウドT i-Size | 4.5kg | 3ポジション | ベースT |
クラウドG3の本体重量4.0kg、クラウドT i-Sizeの本体重量4.5kgは、いずれも新生児用インレイを除いた数値です。
クラウドT i-Sizeは、ベビーカー装着時などにフルフラットに近い姿勢へ調整できる高機能モデルです。
一方、クラウドG3は軽さを重視したモデルとして選びやすいでしょう。
ベビーシートは赤ちゃんを乗せるとさらに重くなります。
階段を使う機会が多い家庭や、一人で持ち運ぶことが多い家庭は、本体重量も確認して選ぶことが大切です。
ベビーシートとベースの組み合わせに注意
サイベックスのベビーシートと専用ベースには、決められた組み合わせがあります。
例えば、クラウドGシリーズには対応するGシリーズのベース、クラウドT i-SizeにはベースTを組み合わせます。
見た目が似ていても、異なるシリーズのベースへ取り付けられるとは限りません。
ベビーシートとベースは、必ず適合が確認されている組み合わせを使用してください。
価格や対応モデルは変更される可能性があるため、購入前にはサイベックス公式の最新情報を確認しましょう。
サイベックス トラベルシステムの付け方
サイベックスのベビーシートをベビーカーへ取り付ける基本的な流れは、次のとおりです。
- ベビーカーを開く
- 必要に応じてシートの向きや状態を整える
- 左右のカーシートアダプターを取り付ける
- ベビーシートをアダプターの上へ下ろす
- ロックされたことを確認する
ここでは、リベルへクラウドシリーズを取り付ける場合を想定して解説します。
1.リベルを開いて安定させる
最初に、リベルを完全に開きます。
途中までしか開いていない状態で作業すると、フレームが不安定になり、アダプターやベビーシートを正しく取り付けられない可能性があります。
平らで安全な場所にベビーカーを置き、ブレーキをかけておきましょう。
赤ちゃんを乗せたベビーシートを取り付ける場合は、ベビーカーが動かない状態にしてから作業します。
2.左右のカーシートアダプターを確認する
リベル・オルフェオ用のカーシートアダプターは、左右に分かれています。
左右を逆にしたままでは、フレームへ正しく固定できません。
アダプター本体の表示や形状を確認し、それぞれ対応する側へ取り付けましょう。
初めて使うときは左右の違いが分かりにくいため、赤ちゃんを乗せる前に一度練習しておくと安心です。
私も育児用品を初めて組み立てるときは、外出直前に説明書を読み始めて焦った経験があります。
トラベルシステムも、時間に余裕があるときに付け外しを試しておくほうが、実際のお出かけで慌てずに済むと感じます。
3.アダプターをリベルへ差し込む
左右のアダプターを、リベルの指定された取り付け部分へ差し込みます。
正しい位置へ入ると、固定された感触や音を確認できます。
うまく入らない場合は、無理に押し込まないでください。
次の点を確認しましょう。
- 左右を逆にしていないか
- アダプターの向きが合っているか
- ベビーカーが完全に開いているか
- 取り付け部分に異物が挟まっていないか
- アダプターが使用中のモデルに対応しているか
力を入れても入らない場合は、向きや位置がずれている可能性があります。
部品の破損を防ぐためにも、一度外して最初から取り付け直すほうが安全です。
4.左右のアダプターが固定されたか確認する
アダプターを取り付けたら、軽く動かして外れないか確認します。
左右のうち片方だけが浮いている状態では、ベビーシートを安定して装着できません。
片側だけ取り付けた状態でベビーシートを乗せようとせず、必ず左右両方の固定を確認してください。
リベルでは、対応するアダプターを付けたまま折りたためる場合があります。
ただし、モデルやアダプターの仕様によって扱いが異なる可能性があるため、使用している製品の取扱説明書を優先しましょう。
5.ベビーシートのハンドルを持つ
ベビーシートを取り付けるときは、ハンドルを確実に握ります。
赤ちゃんを乗せた状態ではベビーシート全体が重くなるため、片手で無理に作業するのは避けましょう。
可能であれば両手を使い、ベビーシートを水平に近い状態で持ち上げます。
周囲に荷物を置かず、足元を安定させてから作業してください。
6.ベビーシートをアダプターの真上へ合わせる
ベビーシートの左右にある接続部分を、カーシートアダプターの位置へ合わせます。
斜めの状態で押し込むのではなく、左右の位置をそろえて上からゆっくり下ろすことがポイントです。
接続位置が合うと、ベビーシートが左右のアダプターにはまります。
片方だけ先に入ってしまった場合は、そのまま強く押さず、一度持ち上げて位置を合わせ直しましょう。
7.ロック音や固定状態を確認する
正しく装着されると、「カチッ」というロック音がする場合があります。
ただし、周囲が騒がしいと音を聞き逃すこともあるため、音だけで判断しないようにしましょう。
取り付け後は、ベビーシートのハンドルを持って軽く持ち上げ、左右が外れないことを確認します。
確認するときは強く揺らす必要はありません。
アダプターから簡単に浮かないこと、左右の高さがそろっていることを確認してください。
赤ちゃんを乗せて使用する前に、毎回固定状態を確認することが大切です。
サイベックス トラベルシステムの外し方
ベビーカーからベビーシートを外す基本的な流れは、次のとおりです。
- ベビーカーのブレーキをかける
- ベビーシートのハンドルを持つ
- 取り外し用の解除操作を行う
- ベビーシートを真上へ持ち上げる
- 必要に応じてアダプターを外す
外し方はモデルによって解除レバーやボタンの位置が異なります。
使用しているベビーシートの取扱説明書を確認したうえで操作してください。
1.ベビーカーを動かない状態にする
ベビーシートを外す前に、ベビーカーのブレーキをかけます。
ベビーカーが動く状態で持ち上げると、フレームが前後に動き、ベビーシートを落とす危険があります。
坂道や段差の近くでは作業せず、平らな場所へ移動しましょう。
2.ハンドルを確実に持つ
解除操作をする前に、ベビーシートのハンドルをしっかり持ちます。
ロックが解除されるとベビーシートを持ち上げられる状態になるため、先にハンドルを握っておくと安定します。
赤ちゃんを乗せている場合は、重さを想定して両手で扱いましょう。
3.ベビーシートの解除操作を行う
クラウドシリーズなどのベビーシートには、ベビーカーやベースから取り外すための解除機構があります。
指定されたボタンやレバーを操作し、左右のロックを解除します。
解除部分が片側しか操作できていないと、ベビーシートが斜めになり、うまく外れません。
外れないときは無理に引っ張らず、解除操作が最後まで行われているか確認してください。
4.ベビーシートを真上へ持ち上げる
ロックを解除したら、アダプターの接続部分に沿ってベビーシートを真上へ持ち上げます。
斜めに引っ張ると、片側だけ引っかかることがあります。
左右を同じ高さに保ち、ゆっくり持ち上げるのがコツです。
それでも外れない場合は、次の点を確認しましょう。
- 解除ボタンやレバーを正しく操作しているか
- 片側のロックが残っていないか
- ベビーシートを斜めに引いていないか
- アダプター部分へ荷物や布が挟まっていないか
- ハンドル位置が取扱説明書の指定どおりか
解除方法はベビーシートのモデルによって違うため、自己判断で強く引き上げるのは避けてください。
5.カーシートアダプターを外す
アダプターをベビーカーから取り外す場合は、左右それぞれの解除部分を操作して外します。
アダプターだけを強く引っ張るのではなく、ロックを解除してから抜き取りましょう。
アダプターを頻繁に使う場合は、付けたまま保管できるか確認しておくと手間を減らせます。
一方で、ベビーカーを小さく収納したい場合や、通常のシートへ子どもを乗せる場合は、アダプターを外したほうが使いやすいこともあります。
車への付け方・外し方
サイベックスのベビーシートは、車ではチャイルドシートとして使用できます。
主な固定方法は次の2つです。
- 対応する専用ベースを使う方法
- 車両のシートベルトで固定する方法
専用ベースを使うと、ベビーシートをベースへ乗せる操作で付け外ししやすくなります。
シートベルト固定はベースがなくても利用できますが、ベルトを通す位置や締め方を毎回正しく確認する必要があります。
専用ベースを車へ取り付ける
ISOFIX対応の専用ベースは、車の後部座席にあるISOFIX固定金具へ接続します。
一般的な流れは次のとおりです。
- 車のISOFIX固定金具の位置を確認する
- ベースのコネクターを金具へ差し込む
- サポートレッグを床面へ接地させる
- インジケーターを確認する
- ベースが動かないか確認する
対応する車種や座席位置は、車とベースの両方で確認する必要があります。
ISOFIXを装備している車でも、すべての座席へ取り付けられるとは限りません。
助手席への設置やエアバッグの扱いにも注意が必要なため、車両とチャイルドシートの説明書を必ず確認してください。
ベビーシートをベースへ付ける方法
専用ベースを正しく設置したら、ベビーシートをベースの接続位置へ合わせて下ろします。
正しく装着されるとロックされ、インジケーターの表示が変わります。
参考記事では、装着状態を示すインジケーターが赤から緑へ変わる仕組みが紹介されています。
ただし、表示方法は製品によって異なる可能性があります。
使用中のモデルで、どの表示が「正しく装着できた状態」を示すのか確認してください。
装着後は、次の点を確認します。
- ベビーシートがベースへ固定されているか
- インジケーターが正しい表示になっているか
- サポートレッグが床面に接地しているか
- ベビーシートの向きが正しいか
- ハンドルが指定された位置にあるか
ベースからベビーシートを外す方法
ベースから外すときは、ベビーシートまたはベースの指定された解除部分を操作します。
ハンドルを持った状態でロックを解除し、ベビーシートを上へ持ち上げます。
ベビーカーから外す場合と同様、解除前に持ち上げようとすると外れません。
力任せに引っ張らず、解除レバーやボタンが正しく操作できているか確認しましょう。
シートベルトで固定する場合
対応するベビーシートは、専用ベースを使用せず、車のシートベルトで固定できる場合があります。
ただし、シートベルトを通す位置や順番は製品ごとに決められています。
誤った位置へ通すと、衝突時に本来の性能を発揮できないおそれがあります。
シートベルト固定をする場合は、必ず製品の取扱説明書を見ながら作業してください。
ベルトがねじれていないことや、十分に締まっていることも確認しましょう。
赤ちゃんをクラウドへ乗せる方法
トラベルシステムを安全に使うには、ベビーカーや車への付け方だけでなく、赤ちゃんをベビーシートへ正しく固定することも重要です。
クラウドシリーズの基本的なベルト装着は、次の流れです。
- 肩ベルトを緩める
- 赤ちゃんを深く座らせる
- 左右のベルトを赤ちゃんの肩へ通す
- 左右の金具を重ねる
- バックルへ差し込む
- アジャストベルトで締める
赤ちゃんを深く座らせる
赤ちゃんのお尻と背中がシートへ沿うように、深く座らせます。
新生児の場合は、製品に付属している新生児用インレイを、指定された期間や身長に合わせて使用します。
インレイを独自に追加したり、市販のクッションを重ねたりすると、ベルトが正しく締まらない可能性があります。
純正品以外のクッションを使用する場合は、メーカーが使用を認めているか確認しましょう。
左右のベルトをバックルへ入れる
肩から下ろした左右のベルト金具を重ね、中央のバックルへ差し込みます。
正しく入ると、固定された音や感触があります。
差し込みが浅いと外れる可能性があるため、装着後に軽く引いて抜けないことを確認しましょう。
ベルトの緩みを調整する
ベルトを締めるときは、アジャストベルトを引きます。
緩めるときは、指定されたアジャストボタンを押しながら肩ベルトを引き出します。
ベルトは緩すぎても、締めすぎても適切ではありません。
厚手の上着を着せたまま固定すると、見た目よりもベルトに緩みが生じることがあります。
季節や服装に応じて、毎回フィット感を確認してください。
取り付けられない・外れないときの確認ポイント
サイベックスのトラベルシステムがうまく付けられない場合、故障ではなく、向きや位置が合っていない可能性があります。
慌てて力を加える前に、次の項目を確認しましょう。
アダプターの左右が逆になっていないか
カーシートアダプターは、左右が決められていることがあります。
左右が逆でも途中まで入りそうに見える場合がありますが、正しく固定できません。
一度取り外し、本体の表示や説明書を確認してください。
対応していないアダプターを使っていないか
サイベックスには、リベル・オルフェオ用、メリオシリーズ用、ガゼルS用、コヤ用など、ベビーカーごとに専用のアダプターがあります。
異なるベビーカー用のアダプターは、見た目が似ていても使用できません。
また、同じ商品名のベビーカーでも、旧モデルと現行モデルで対応状況が異なることがあります。
特にコヤは、モデルによってクラウドGシリーズを装着できない場合があると案内されています。
購入前には、ベビーカーの正式なモデル名と製造時期を確認しましょう。
ベビーシートが斜めになっていないか
左右の接続部分を同時に合わせないと、片方だけが引っかかることがあります。
片側が入った状態で反対側を強く押すのではなく、一度持ち上げて水平に戻しましょう。
ベビーシートを真上から下ろすようにすると、位置を合わせやすくなります。
ロック解除が最後までできているか
外れない場合は、解除レバーやボタンを途中までしか操作できていない可能性があります。
モデルによっては、解除操作をした状態でベビーシートを持ち上げる必要があります。
一度手を離すと再びロックされる仕組みも考えられるため、説明書に記載された操作順を確認してください。
布や荷物が挟まっていないか
ブランケット、ベビーシートのカバー、荷物のひもなどが接続部分へ挟まると、正常にロックできないことがあります。
ベビーシートを取り付ける前に、アダプター周辺へ物がかかっていないか確認しましょう。
無理な力を加えていないか
取り付けられないときに強く押したり、外れないときに勢いよく引っ張ったりすると、アダプターやロック部分が破損するおそれがあります。
数回試しても装着できない場合は、製品の使用を中止し、取扱説明書や販売店、メーカーのサポートで確認するほうが安心です。
サイベックス トラベルシステムを安全に使う注意点
トラベルシステムは便利ですが、正しい取り付けができていることが前提です。
使用前には、次の点を確認しましょう。
- ベビーカーとベビーシートが対応している
- 正しい専用アダプターを使用している
- 左右のアダプターが固定されている
- ベビーシートがロックされている
- 赤ちゃんのベルトが正しく締まっている
- 車ではベースやシートベルトが正しく固定されている
- インジケーターが正常な装着状態を示している
- 製品に破損や変形がない
また、ベビーシートを室内でローチェアのように使えるとしても、置き場所には注意が必要です。
テーブルや椅子、ソファなど、高さのある不安定な場所へ置くと、落下する危険があります。
飲食店で使用する場合も、ベビーシートを一般の椅子へ置くのではなく、製品が認める専用の設置方法や安定した床面を選びましょう。
クラウドTシリーズやZシリーズには、リクライニングによってフルフラットに近い姿勢へ調整できるモデルがあります。
ただし、リクライニングできる場所や使用条件はモデルによって異なります。
車内では安全上使用できる角度が限定される場合もあるため、場所ごとの正しいポジションを確認してください。
サイベックスのトラベルシステムを使って感じるメリット
トラベルシステムの大きなメリットは、赤ちゃんをベビーシートへ乗せ直す回数を減らせることです。
車で眠った赤ちゃんを抱き上げると、そのまま目を覚まして泣いてしまうことがあります。
トラベルシステムなら、ベビーシートごと車から取り外し、ベビーカーへ装着できます。
赤ちゃんが必ず眠り続けるとは限りませんが、抱き上げて移動するより刺激を抑えやすいでしょう。
車からベビーカーへの移動がしやすい
通常のチャイルドシートでは、車を降りるたびに赤ちゃんを抱き上げ、ベビーカーや抱っこひもへ移す必要があります。
トラベルシステムは、ベビーシートをベースから外してベビーカーへ取り付けるため、乗せ替え作業を減らせます。
雨の日や狭い駐車場では、車の横でベルトを付け直す時間を短縮しやすい点もメリットです。
ただし、赤ちゃんを乗せたベビーシートは重いため、車からベビーカーまで安全に持ち上げられるかも考える必要があります。
新生児期から対応ベビーカーを使いやすい
リベル単体は、新生児期から通常シートへ乗せることを前提としたベビーカーではありません。
対応するベビーシートとアダプターを組み合わせることで、新生児期からトラベルシステムとして使用できます。
成長後はアダプターを外し、リベルの通常シートへ移行できます。
新生児期用のベビーカーと、成長後のコンパクトベビーカーを別々に購入せずに済む可能性がある点は魅力です。
外出先で赤ちゃんの居場所を確保しやすい
ベビーシートは、車やベビーカーから外した後も赤ちゃんを座らせる場所として活用できます。
実家への帰省や友人宅への訪問など、ベビーベッドがない場所でも赤ちゃんの居場所を作りやすくなります。
ただし、長時間連続して同じ姿勢で過ごさせることが適切とは限りません。
使用時間や休憩については、メーカーや医療機関の案内を確認してください。
サイベックスのトラベルシステムで気になるデメリット
付け方・外し方を覚えると便利なトラベルシステムですが、どの家庭にも向いているわけではありません。
購入前には、使用期間や重量も確認しておきましょう。
ベビーシートとして使える期間が限られる
サイベックスの案内では、対象となるベビーシートの使用目安は身長45cm〜87cm、新生児から生後18ヶ月頃までです。
子どもの成長には個人差があるため、必ず18ヶ月まで使えるとは限りません。
身長や体格が使用基準へ達した場合は、月齢にかかわらず次のチャイルドシートへ移行する必要があります。
短期間しか使わない可能性があることを踏まえ、利用頻度と費用のバランスを考えることが大切です。
赤ちゃんが成長すると持ち運びが重くなる
ベビーシート本体は、モデルによって4.0kgや4.5kg程度あります。
ここへ赤ちゃんの体重が加わるため、成長するほど持ち運びの負担は増えます。
特に階段の上り下りや、駐車場から自宅までの距離が長い家庭では、使いにくさを感じる可能性があります。
トラベルシステムは赤ちゃんを抱き上げずに移動できる一方で、ベビーシートごと持ち上げる力は必要です。
付け外しには慣れが必要
車用ベースへの装着は分かりやすくても、ベビーカーのアダプターへ取り付けるときは、左右の位置を合わせにくいことがあります。
特に赤ちゃんを乗せた状態では、重さで接続部分が見えにくくなります。
何度か練習すれば操作しやすくなりますが、初回から片手で簡単にできるとは限りません。
妊娠中や出産前に準備できる場合は、大人だけで付け外しの練習をしておくと安心です。
サイベックスの付け方・外し方を事前に練習して感じたこと
私は子どもとの外出で、育児用品の操作に慣れているかどうかは、想像以上に大切だと感じています。
赤ちゃんが泣いているときや、雨が降っているとき、荷物が多いときは、簡単な操作でも落ち着いて進めにくいからです。
トラベルシステムも、商品説明だけを見ると「乗せるだけ」「ワンタッチ」と簡単に見えます。
しかし、実際にはアダプターの左右、ベビーシートを下ろす角度、解除部分の操作など、覚えるポイントがあります。
特に初めて使う日は、赤ちゃんを乗せずに次の動作を一通り確認しておくのがおすすめです。
- アダプターを付ける
- ベビーシートを装着する
- 固定を確認する
- ベビーシートを外す
- アダプターを外す
- ベースへ付ける
- ベースから外す
私なら、玄関や駐車場で初めて試すのではなく、自宅で落ち着いて2〜3回練習します。
パートナーや家族も使う場合は、一人だけが操作方法を覚えるのではなく、実際に使う人全員で確認したほうが安心です。
また、「自分は付けられたから大丈夫」と思わず、取り付け後の確認までを一連の動作にすることも重要です。
ロック音が聞こえたかだけではなく、軽く持ち上げても外れないか、左右が同じ高さで固定されているかを毎回確認しましょう。
考察|付け方の簡単さだけで購入を決めないことが大切
サイベックスのトラベルシステムは、車での外出が多い家庭にとって実用性の高い仕組みだと私は考えます。
特に、赤ちゃんが眠った状態で車・ベビーカー・室内を移動できることは、低月齢期の外出負担を減らす助けになります。
一方で、「取り付けが簡単だから便利」という理由だけで購入すると、生活環境によっては十分に活用できない可能性があります。
ベビーシート本体だけで4kg前後あり、赤ちゃんが成長すれば合計重量はさらに増えます。
自宅に階段がある家庭や、車から玄関まで距離がある家庭では、赤ちゃんを直接抱っこするよりも重く感じることもあるでしょう。
また、付け方・外し方が簡単かどうかは、製品の構造だけでは決まりません。
車の広さ、駐車場の状況、ベビーカーを置くスペース、親の身長や腕力などによっても使いやすさは変わります。
筆者としては、購入前にベビー用品店などで実物を確認し、可能であればベビーシートを持ち上げてみることが大切だと考えます。
本体だけでは軽く感じても、赤ちゃんの体重を想定すると印象が変わることがあります。
もうひとつ注目したいのが、対応モデルの更新です。
サイベックスでは、ベビーカーやベビーシート、専用ベースの新モデルが登場しています。
同じ「クラウド」や「コヤ」という名前が付いていても、世代によって組み合わせられない場合があります。
中古品や型落ち品を購入するときは、価格だけで判断せず、型番と適合表を確認する必要があります。
トラベルシステムは、正しい組み合わせと正しい付け方で使ってこそ便利な仕組みです。
購入前に自分の生活との相性を確認し、使用前に付け外しを練習することが、後悔を防ぐポイントになるでしょう。
まとめ
サイベックスのトラベルシステムは、専用のカーシートアダプターを使って、対応するベビーシートをベビーカーへ取り付ける仕組みです。
基本的な付け方は、ベビーカーへ左右のアダプターを装着し、ベビーシートの接続部分を合わせて真上から下ろします。
取り付け後は、左右がロックされていることを必ず確認しましょう。
外し方は、ベビーカーへブレーキをかけ、ハンドルを持った状態で解除操作を行い、ベビーシートを真上へ持ち上げるのが基本です。
うまく付かない、または外れない場合は、アダプターの左右、ベビーシートの角度、解除操作、モデルの適合を確認してください。
力任せに操作すると破損につながる可能性があるため、製品ごとの取扱説明書を優先することが大切です。
トラベルシステムは、車移動が多く、赤ちゃんを起こさずに移動したい家庭に向いています。
一方で、使用期間や持ち運びの重さも考え、自分の生活環境に合うかを確認して選びましょう。
よくある質問
サイベックスのトラベルシステムがうまく付かない原因は?
アダプターの左右や向きが違う、ベビーシートが斜めになっている、モデルが対応していないなどの原因が考えられます。
一度外して、ベビーカーとベビーシート、アダプターの適合を確認しましょう。
ベビーシートがベビーカーから外れないときはどうすればよいですか?
ベビーカーへブレーキをかけ、ハンドルを持った状態で指定された解除操作を行います。
片側のロックが残っている可能性もあるため、無理に引っ張らず、取扱説明書で解除方法を確認してください。
サイベックスのトラベルシステムはベースなしでも使えますか?
ベビーカーへ取り付ける場合、車用ベースは必要ありませんが、専用カーシートアダプターが必要です。
車では、対応モデルであればシートベルト固定ができる場合があります。固定方法は製品の取扱説明書を確認してください。


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