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トラベルシステムは飛行機に持ち込める?搭乗時の注意点まとめ

空港でトラベルシステムを使いながら飛行機への搭乗を待つ親子 ベビー用品

トラベルシステムは飛行機に持ち込めますが、機内で使えるか、預ける必要があるかは航空会社と製品の条件によって異なります。

赤ちゃんを寝かせたまま移動できるトラベルシステムは、空港や旅行先で便利です。しかし、チャイルドシートとベビーカーでは持ち込みルールが違うため、搭乗前の確認が欠かせません。

トラベルシステムは飛行機に持ち込める?

トラベルシステムを構成するベビーシートやベビーカーは、条件を満たせば飛行機へ持ち込めます。

ただし、「トラベルシステム一式をそのまま機内へ持ち込み、自由に使える」という意味ではありません。

トラベルシステムは、主に次のパーツで構成されています。

  • 赤ちゃんを乗せるベビーシート
  • 移動に使うベビーカー
  • 車に固定するための専用ベース
  • ベビーカーとの接続に使うアダプター

飛行機に乗るときは、これらを一つの製品としてではなく、ベビーシート、ベビーカー、専用ベースなどに分けて扱うのが基本です。

ベビーシートは、一般的には乳児用チャイルドシートとして扱われます。航空会社が定める安全基準や取り付け条件を満たせば、子どもの座席で使用できる場合があります。

一方、ベビーカーは機内持ち込み手荷物のサイズに収まる場合を除き、空港カウンターや搭乗口で預けるのが一般的です。

車載用の専用ベースは機内の座席では通常使用しません。旅行先でレンタカーに取り付ける予定がある場合は、預入手荷物として運ぶことになります。

つまり、トラベルシステムを飛行機で使う場合は、次のように考えると分かりやすいでしょう。

パーツ 機内での使用 主な扱い
ベビーシート 条件を満たせば可能 座席で使用または預け入れ
ベビーカー 原則として使用不可 機内持ち込みまたは預け入れ
車載用ベース 原則として使用不可 預け入れ
アダプター 使用しない 手荷物または預け入れ

航空会社によって細かな条件が異なるため、同じ製品でも、利用する便によって扱いが変わる可能性があります。

私は子どもとの外出で、ベビーカーに荷物を載せすぎて移動が大変になった経験があります。まして空港では、手荷物検査や搭乗手続きのたびに荷物を動かさなければなりません。

トラベルシステムは便利ですが、飛行機では「一式を持っていくほど荷物が増える」という側面もあります。便利さだけでなく、空港内で誰がどのパーツを運ぶのかまで考えておくことが重要です。

トラベルシステムのベビーシートを機内で使う条件は?

ベビーシートを機内の座席で使うには、航空会社が認める安全基準、製品の大きさ、固定方法などの条件を満たす必要があります。

持ち込んだだけでは使用できない点に注意してください。

参考記事では、JALは日本、欧州、米国などの所定の安全基準を満たしたチャイルドシートについて、機内での使用を認めていると紹介されています。

欧州の安全基準に適合した製品では、「Eマーク」が確認材料の一つになります。

ANAについても、所定の安全基準を満たすチャイルドシートであれば、持ち込んで使用できるとされています。

ただし、航空会社が認める基準を満たしていても、実際の座席に固定できなければ使用できません。

確認が必要なポイントは次のとおりです。

  • 航空会社が認める安全基準に適合しているか
  • 航空機での使用を認める表示があるか
  • 座席のシートベルトで固定できる構造か
  • 座席の横幅に収まるか
  • 前向きまたは後ろ向きの設置条件を満たすか
  • 緊急時の避難を妨げない座席に取り付けられるか
  • 保護者自身で正しく取り付けられるか

JALを取り上げた参考記事では、横幅が42センチを超えるチャイルドシートは、座席に取り付けられない可能性があると説明されています。

また、航空機のシートベルトバックルを、チャイルドシートのベルト通し部分に通せることも重要です。

車で使えるチャイルドシートだからといって、必ず飛行機でも使えるわけではありません。ISOFIX専用で、航空機の腰ベルトによる固定に対応していない製品などは、そのまま取り付けられない可能性があります。

トラベルシステムに対応したベビーシートを選ぶときは、車やベビーカーへの装着方法だけでなく、シートベルト固定に対応しているかも確認しておくと安心です。

機内での取り付け作業は、基本的に利用者自身が行います。客室乗務員が安全確認を行うことはあっても、すべての取り付け作業を代わりにしてもらえるとは限りません。

自宅で説明書を読み、シートベルト固定の手順を一度練習しておくことをおすすめします。

空港で初めて説明書を開くと、赤ちゃんを見ながら作業しなければならず、時間にも追われます。子育て中の外出は予定どおりに進まないことが多いため、事前練習は想像以上に大きな助けになります。

飛行機でチャイルドシートを使うには子どもの座席が必要?

ベビーシートを機内で使用する場合は、原則として子ども用の座席を確保する必要があります。

座席を購入せず、保護者の膝の上で過ごす乳幼児のために、持ち込んだベビーシートを座席へ設置することはできません。

参考記事では、2歳未満の子どもを膝の上に乗せず、チャイルドシートに座らせる場合は、幼児用の座席を購入する必要があると説明されています。

また、大人1人が2歳未満の子ども2人を連れて搭乗する場合は、1人を膝の上に乗せ、もう1人には座席を確保してチャイルドシートを使用する取り扱いになる場合があります。

年齢区分や運賃の扱いは、国内線と国際線、航空会社によって異なります。

「何歳まで無料なのか」「いつから座席が必要なのか」だけで判断せず、利用する航空会社の年齢区分を確認してください。

チャイルドシートの取り付け位置については、窓側の座席が指定または推奨されるのが一般的です。

通路側にチャイルドシートを取り付けると、緊急時に隣の乗客が通路へ出る妨げになる可能性があるためです。

また、非常口付近など、チャイルドシートを設置できない座席もあります。座席指定の画面で選べたとしても、チャイルドシートの利用条件を満たすとは限りません。

予約後は航空会社へ連絡し、次の情報を伝えて確認するとスムーズです。

  • 子どもの年齢
  • 子どもの身長と体重
  • ベビーシートの商品名と型番
  • 製品の横幅
  • 認証ラベルの種類
  • 前向きか後ろ向きか
  • シートベルトでの固定方法
  • 国内線か国際線か
  • 利用予定の便名

航空会社へ問い合わせた担当者の案内と、搭乗当日の機材や座席条件によって、最終的な判断が変わる可能性もあります。

そのため、電話や問い合わせフォームで確認した場合は、回答内容や確認日を記録しておくと安心です。

航空会社によって持ち込みルールはどう違う?

トラベルシステムを飛行機で利用する場合、航空会社ごとの違いを確認することが最も重要です。

元ネタとなった2019年3月15日公開のマキシコシの記事では、JAL、ANA、スカイマークの対応が紹介されていました。

当時の記事による主な違いは次のとおりです。

JALの場合

JALでは、所定の安全基準を満たすチャイルドシートを持ち込み、座席で使用できると紹介されています。

日本の基準、欧州のECE基準、米国の基準、TSO-C100bなど、航空会社が指定する条件への適合が必要です。

また、条件を満たす子ども向けに、チャイルドシートの貸し出しサービスがあるとされています。

参考記事では、貸し出し対象として3歳未満、身長102センチ以下などの条件が挙げられており、事前予約が必要と説明されています。

持参したチャイルドシートやベビーカーを預ける場合は、子どもが使用するものとして無料で取り扱われる場合があります。

ただし、貸し出し条件、対象路線、予約期限、使用できる座席などは変更されることがあります。利用前には必ずJALの最新案内を確認してください。

ANAの場合

ANAでも、所定の安全基準を満たしたチャイルドシートを機内へ持ち込み、座席で使用できるとされています。

一方、参考記事では、ANAには機内で使用するチャイルドシートの貸し出しサービスはないと説明されています。

自分のベビーシートを機内で使いたい場合は、製品が基準を満たしているか、座席へ取り付けられるかを事前に確認する必要があります。

ANAの国際線に関する案内では、幼児または小児を連れた利用者が自身で使用する折りたたみ式ベビーカー、幼児用ゆりかご、チャイルドシートは、無料で預けられるとされています。

預ける際は、外れやすいアクセサリー類を取り外してからカウンターへ持っていく必要があります。

空港によっては、搭乗口まで利用できる貸し出し用ベビーカーも用意されています。ただし、台数には限りがあり、事前予約できない場合があります。

折りたたんだベビーカーが機内持ち込み手荷物の規定サイズに収まれば、機内へ持ち込める場合もあります。

ただし、機内持ち込み手荷物が1人1個までの場合、ベビーカーを1個として数えるため、別のキャリーケースなどを追加で持ち込めなくなる可能性があります。

スカイマークの場合

2019年の参考記事では、スカイマークは機内座席でのチャイルドシート使用を認めていないと紹介されていました。

一方で、チャイルドシートとベビーカーは無料で預けられるとされています。

ただし、この記事の元情報には公開時期が古いものも含まれています。航空会社のサービスや安全基準は変更されることがあるため、過去の記事だけで搭乗可否を判断しないでください。

特にLCCでは、持ち込み手荷物の個数、重量、サイズ、幼児用品の無料預け入れ条件が会社ごとに大きく異なります。

同じ航空会社でも、国内線と国際線、運航会社、共同運航便、使用機材によって取り扱いが変わる場合があります。

私が重要だと感じるのは、「航空会社名だけで判断しない」ことです。

予約した便が他社による共同運航便だった場合、実際に運航する会社のルールが適用される可能性があります。予約画面では、販売会社だけでなく運航会社も確認しておきましょう。

トラベルシステムを預けるときの注意点は?

機内でベビーシートを使わない場合や、使用条件を満たせない場合は、ベビーカーやチャイルドシートを預入手荷物として預けます。

幼児や子どもが実際に使うベビーカー、ゆりかご、チャイルドシートは、通常の手荷物とは別に無料で預けられる航空会社があります。

ただし、無料になる個数や対象製品、重量の扱いは航空会社によって異なります。

トラベルシステムではパーツが複数あるため、特に注意が必要です。

例えば、次の3点を持参した場合を考えてみましょう。

  • ベビーシート
  • ベビーカー本体
  • 車載用ベース

航空会社によっては、これらをすべて無料の幼児用品として扱うとは限りません。ベビーカーとチャイルドシートは無料でも、車載用ベースや追加パーツは通常の預入手荷物として数えられる可能性があります。

予約前または出発前に、「トラベルシステム一式」ではなく、パーツごとの個数、寸法、重量を伝えて確認することが大切です。

預けるときには、次の準備をしておきましょう。

  • ベビーカーのフックやドリンクホルダーを外す
  • アダプターなどの小さな部品を外す
  • 幌やハンドルを折りたたむ
  • ベルト類が垂れ下がらないようまとめる
  • 商品名と連絡先が分かるタグを付ける
  • 取り外した部品を袋にまとめる
  • 預ける前の状態を写真に残す
  • 専用バッグや緩衝材で保護する
  • 到着後すぐに傷や破損を確認する

航空会社のカウンターでビニール袋を用意してもらえる場合がありますが、すべての衝撃や傷を防げるわけではありません。

ベビーシートは、赤ちゃんの安全に直接関わる製品です。強い衝撃を受けた可能性がある場合、外見に異常がなくても内部が損傷している可能性を完全には否定できません。

特に海外旅行や乗り継ぎ便では、荷物の積み替え回数が増えます。心配な場合は、専用のトラベルバッグや緩衝材を使用し、取り扱い方法について航空会社へ相談してください。

ただし、過剰に梱包すると、保安検査やカウンターで中身の確認が必要になったときに開封しにくくなります。

自分で梱包する場合は、係員が確認できる状態にしつつ、外れやすい部分を保護するのが現実的です。

私も子どもとの旅行では、「念のため」と荷物を増やしがちです。しかし、空港では荷物が一つ増えるだけでも、トイレや食事、保安検査の負担が大きくなります。

旅行先で車載用ベースを本当に使うのか、シートベルト固定で代用できるのか、レンタカー会社から借りられないかを事前に検討すると、荷物を減らせる可能性があります。

空港ではベビーカーをいつまで使える?

ベビーカーを預けるタイミングは、航空会社や空港によって異なります。

主な方法は次の3つです。

  • チェックインカウンターで預ける
  • 搭乗口付近まで自分のベビーカーを使う
  • 空港の貸し出しベビーカーへ乗り換える

空港によっては、自分のベビーカーを搭乗口まで使い、搭乗直前に預けられることがあります。

ただし、到着地でも飛行機を降りてすぐ返却されるとは限りません。通常の手荷物受取所で受け取る場合もあります。

その場合、飛行機を降りてから荷物を受け取るまで、赤ちゃんを抱っこして移動しなければなりません。

抱っこひもを手荷物へ入れておくと、ベビーカーが戻るまでの移動に役立ちます。

空港の貸し出しベビーカーを利用できる場合もありますが、台数には限りがあります。事前予約ができない空港もあるため、「必ず借りられる」と考えないほうがよいでしょう。

機内持ち込み可能な小型ベビーカーであっても、サイズだけでなく重量と手荷物の個数制限を確認する必要があります。

また、搭乗する機材の収納スペースが小さい場合、規定サイズ内でも搭乗口で預けるよう求められる可能性があります。

トラベルシステム対応のベビーカーは、コンパクトモデルだけではありません。走行性を重視したモデルは、折りたたんでも大きく、重量もあります。

「普段使っているから旅行にも便利」とは限らない点が、トラベルシステムを飛行機で利用するときの難しさです。

空港での移動を優先するなら、ベビーシートを載せられることだけでなく、折りたたみやすさ、重量、自立するか、片手で運べるかも確認しましょう。

飛行機旅行でトラベルシステムを使うメリットは?

トラベルシステムを飛行機旅行へ持っていく最大のメリットは、空港、車、ベビーカーの間で赤ちゃんを何度も乗せ替えずに済むことです。

ベビーシートに赤ちゃんを乗せたまま、対応ベビーカーへ装着できます。

旅行先でレンタカーを利用するときは、ベビーカーからベビーシートを外し、そのまま車へ取り付けられます。

宿泊先では、対応製品であればベビーキャリーや簡易的なロッキングチェアとして使える場合もあります。

主なメリットは次のとおりです。

  • 寝ている赤ちゃんを起こさず移動しやすい
  • 空港内をベビーカーで移動できる
  • 旅行先の車で使うチャイルドシートを確保できる
  • 慣れたベビーシートを使える
  • レンタル品の適合や衛生状態を心配しなくて済む
  • 車からベビーカーへの乗せ替え回数を減らせる

元ネタでは、オランダ生まれのブランドであるマキシコシの「Pebble」と「Pebble Plus」が、トラベルシステム対応のベビーシートとして紹介されていました。

「Pebble Plus」は、別売りの車載用ベース「2WayFix」と組み合わせることで、欧州の安全基準であるi-Size・R129に準拠すると説明されています。

また、マキシコシのベビーシートと組み合わせるベビーカーとして、エアバギーの「COCOシリーズ」も取り上げられていました。

ただし、製品名が同じシリーズに見えても、発売時期や型番によって適合する安全基準、航空機での使用可否、ベビーカーとの互換性が異なる場合があります。

「マキシコシだから持ち込める」「Eマークがあるから必ず使える」と単純に判断するのは危険です。

航空会社の承認条件、製品本体の認証表示、取扱説明書の3つを照らし合わせる必要があります。

また、飛行機に持ち込めることと、旅行全体で使いやすいことは別問題です。

空港まで自家用車で行き、到着地でもレンタカーを使う旅行なら、トラベルシステムの利便性を生かしやすいでしょう。

一方、到着後は電車やバスだけで移動する場合、重いベビーシートとベビーカーを両方持ち歩く負担のほうが大きくなる可能性があります。

トラベルシステムを飛行機へ持ち込むデメリットは?

トラベルシステムは便利ですが、飛行機旅行では次のようなデメリットがあります。

  • パーツが多く荷物の個数が増える
  • ベビーシートだけでも重い
  • 車載用ベースを加えるとさらに重くなる
  • 保安検査で取り外しを求められることがある
  • 機内で使えない場合は預ける必要がある
  • 預け入れによる傷や破損のリスクがある
  • 座席を購入すると旅行費用が増える
  • 到着地で受け取るまで抱っこが必要になることがある
  • 階段や公共交通機関では運びにくい

トラベルシステム対応のベビーシートは、赤ちゃんを乗せるとかなりの重さになります。

ベビーシート本体が3〜5キロ程度あり、赤ちゃんの体重が加われば、持ち運ぶ重量は簡単に7〜10キロほどになります。

さらに、ベビーカー、手荷物、着替え、おむつ、ミルク用品なども必要です。

大人が2人いれば分担できますが、保護者1人で搭乗する場合は、トラベルシステム一式を持っていくことが現実的か慎重に考える必要があります。

私も子どもが小さい時期は、短時間の外出でもおむつや着替え、飲み物などで荷物がいっぱいになりました。

便利な育児用品でも、「運ぶ人の負担」まで考えないと、かえって移動しにくくなります。飛行機旅行では特に、家から空港、保安検査、搭乗口、到着ロビー、宿泊先までの全行程を想像することが大切です。

トラベルシステムを持参するかレンタルするかの判断基準

トラベルシステムを持参するか、旅行先でチャイルドシートやベビーカーを借りるかは、移動手段によって判断すると分かりやすくなります。

持参が向いているケース

  • 空港まで自家用車で移動する
  • 到着後すぐレンタカーを使う
  • 複数回の車移動がある
  • 赤ちゃんが慣れたシートでないと落ち着かない
  • 航空機で使用できることを確認済み
  • 大人が2人以上いて荷物を分担できる
  • 長期滞在で使用回数が多い

レンタルが向いているケース

  • 到着後の車移動が少ない
  • 電車やバスが中心
  • 大きな荷物を減らしたい
  • 保護者1人で搭乗する
  • 短期間の旅行
  • 旅行先で適合するチャイルドシートを確保できる
  • 普段のベビーシートが航空機で使えない

航空会社で機内用チャイルドシートを借りられる場合もありますが、対象年齢や身長、路線、座席などの条件があります。

また、航空会社が貸し出すチャイルドシートは基本的に機内利用を目的としたものです。到着後のレンタカーでそのまま使えるとは限りません。

旅行先のレンタカー会社でチャイルドシートを借りる方法もあります。

ただし、用意される製品のメーカーや型番、使用感、取り付け方法を事前に選べない場合があります。予約数にも限りがあるため、車と同時に早めに申し込んでおく必要があります。

レンタル品を選ぶ場合は、次の点を確認しましょう。

  • 子どもの身長と体重に合うか
  • 適合する安全基準
  • 取り付け方式
  • レンタカーへの装着可否
  • 空港や宿泊先への配送方法
  • 受取日と返却日
  • 破損や汚れに関する補償
  • 欠品時の代替品
  • 説明書の有無

持参とレンタルのどちらが正解というわけではありません。

「使う回数」と「運ぶ負担」を比べて、旅行全体で負担が少ない方法を選ぶのが現実的です。

搭乗前に確認したいチェックリスト

トラベルシステムを飛行機へ持ち込む場合は、出発直前ではなく、航空券を予約する段階から確認を始めましょう。

最低限、次の項目を確認してください。

  • ベビーシートを機内で使用するか
  • 子ども用の座席を購入するか
  • 航空会社の認証条件を満たしているか
  • 製品に必要な認証ラベルがあるか
  • 航空機のシートベルトで固定できるか
  • 製品の横幅が座席に収まるか
  • 使用できる座席を指定しているか
  • ベビーカーをどこで預けるか
  • 到着後はどこで受け取るか
  • ベビー用品を無料で何点預けられるか
  • 車載用ベースが無料扱いになるか
  • 共同運航便ではないか
  • 乗り継ぎ便ごとの条件を確認したか
  • 破損防止の梱包を用意したか
  • ベビーキャリアを手荷物に入れたか
  • 説明書をすぐ確認できるようにしたか

製品本体に貼られた認証ラベルは、スマートフォンで撮影しておくと便利です。

型番、認証番号、外寸、取り付け方法が分かる取扱説明書のページも保存しておけば、航空会社へ問い合わせるときや空港カウンターで確認を求められたときに提示できます。

さらに、航空会社へ連絡した日時と回答内容もメモしておきましょう。

ただし、事前に使用可能と案内されていても、安全に取り付けられない場合や当日の機材変更などにより、機内で使用できない可能性があります。

その場合に備え、預け入れ用のバッグや梱包材も用意しておくと安心です。

トラベルシステムと新幹線では扱いが違う

飛行機旅行とあわせて新幹線を利用する場合は、チャイルドシートの扱いが大きく異なります。

元ネタの記事では、JR東海へ確認した結果として、新幹線車内へチャイルドシートを持ち込むこと自体は禁止されていないと紹介されています。

しかし、新幹線の座席には自動車や航空機のようなシートベルトがありません。

そのため、一般的なチャイルドシートを説明書どおりに固定することができません。

JR東海からは、使用を禁止してはいないものの、推奨はできないという趣旨の回答があったとされています。

ベビーシートを床や座席へ置き、赤ちゃんの居場所として使う人もいるかもしれません。しかし、正しく固定されていないベビーシートは、安全装置としてのチャイルドシートと同じ働きをするものではありません。

また、座席に置く場合は、その分の指定席を確保する必要があります。通路やデッキなど、避難や他の利用者の移動を妨げる場所には置けません。

飛行機では認証と固定条件を満たせば安全装置として使用できる可能性がありますが、新幹線では固定できないため、同じ考え方はできないのです。

飛行機から新幹線へ乗り継ぐ旅行では、ベビーシートをどう運び、車内でどこに置くのかも考えておきましょう。

私が考えるトラベルシステムと飛行機旅行の現実的な使い方

個人的には、トラベルシステムは「飛行機に持ち込めるか」だけでなく、到着後の移動で何回使うのかを基準に判断するのがよいと考えます。

到着後にレンタカーを何日も利用し、観光地や宿泊先を頻繁に移動するなら、使い慣れたベビーシートを持参する価値は高いでしょう。

赤ちゃんを起こさず、車からベビーカーへ移せるメリットも生かしやすくなります。

一方、空港からホテルまで一度だけタクシーを利用し、その後は徒歩や電車で移動する旅行では、重いベビーシートが負担になる可能性があります。

航空会社へ確認し、梱包し、空港で預け、到着後に受け取る手間まで考えると、現地レンタルのほうが合理的なケースもあります。

また、EマークやR129への適合は重要な確認材料ですが、それだけで航空機内の使用が保証されるわけではありません。

製品の安全認証は、主に自動車での使用条件を示すものです。航空機では座席の幅、固定方法、航空会社独自の承認条件も関係します。

ここを混同すると、「安全基準を満たしているのに、なぜ機内で使えないのか」という行き違いが起きます。

筆者としては、航空会社への問い合わせ時に、「この製品は持ち込めますか」とだけ聞くのでは不十分だと考えます。

「子どもの座席に設置して、飛行中に使用できますか」「使用できない場合は無料で預けられますか」「ベース部分も幼児用品として扱われますか」と分けて確認するのが確実です。

持ち込みという言葉には、機内へ持ち込んで使用する意味と、空港へ持参して預ける意味が混在しています。

検索する人が最も間違えやすいのは、この違いではないでしょうか。

トラベルシステムは、赤ちゃんとの移動をつなげてくれる便利な仕組みです。しかし、飛行機ではパーツごとに扱いが分かれるため、普段どおりの使い方ができるとは限りません。

便利な道具だからこそ、「どこで使えるか」「どこから荷物になるか」を事前に整理することが大切です。

まとめ

トラベルシステムは飛行機へ持っていけますが、ベビーシートを機内の座席で使うには、航空会社が定める安全基準やサイズ、固定方法などの条件を満たす必要があります。

機内で使用する場合は、原則として子ども用の座席も必要です。ベビーカーや車載用ベースは、機内持ち込み手荷物または預入手荷物として扱われます。

JALやANAでは、条件を満たすチャイルドシートを使用できる場合がありますが、貸し出しサービスやベビーカーの扱いなどには違いがあります。

また、過去に公開された情報からルールが変更されている可能性もあります。国内線か国際線か、共同運航便か、使用機材は何かまで含め、搭乗する航空会社へ最新条件を確認してください。

トラベルシステムを持参する価値が高いのは、旅行先でレンタカーを何度も使う場合です。公共交通機関が中心なら、重さや荷物の多さを考え、現地レンタルも比較するとよいでしょう。

「持ち込めるか」だけでなく、機内で使うのか、預けるのか、到着後に何回使うのかまで決めておくと、赤ちゃん連れの飛行機旅行を進めやすくなります。

よくある質問

トラベルシステムはそのまま飛行機の機内に持ち込めますか?

一式を組み立てたまま自由に持ち込めるわけではありません。ベビーシート、ベビーカー、車載用ベースなどに分け、航空会社の規定に従って機内持ち込みまたは預け入れを行います。

Eマークがあれば飛行機で必ず使えますか?

必ず使えるとは限りません。Eマークは安全基準への適合を示す確認材料ですが、航空会社の承認条件、座席の幅、シートベルトによる固定方法も満たす必要があります。

ベビーカーとチャイルドシートは無料で預けられますか?

子どもが使用するベビーカーやチャイルドシートを無料で預かる航空会社はあります。ただし、無料になる個数、重量、車載用ベースの扱いなどが異なるため、利用する航空会社への確認が必要です。

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