離乳食におすすめなのは、砂糖を加えていないプレーンタイプで、原材料がシンプルなヨーグルトです。
一般的には離乳食中期の生後7〜8か月頃から、小さじ1程度を目安に少量ずつ試し、赤ちゃんの体調やアレルギー症状に注意しながら進めます。
離乳食におすすめのヨーグルトはどんな商品?
赤ちゃんの離乳食に使うヨーグルトは、商品名や人気ランキングだけで決めるのではなく、砂糖の有無・原材料・酸味・食べきりやすさを確認して選ぶことが大切です。
最初に選びたいのは、次の条件を満たすヨーグルトです。
- 砂糖を加えていないプレーンタイプ
- 原材料が生乳や乳製品を中心としたシンプルなもの
- はちみつや甘味料が入っていないもの
- 香料や着色料などが少ないもの
- 赤ちゃんが食べやすい、酸味の穏やかなもの
- 開封後に衛生的に管理しやすい容量のもの
離乳食向けとして、必ずしも「ベビー用」と書かれた特別な商品を購入する必要はありません。
スーパーで販売されている一般的なプレーンヨーグルトでも、原材料や砂糖の有無を確認すれば離乳食に使えます。
ただし、同じプレーンヨーグルトでも、酸味やかたさ、原材料は商品によって異なります。大人が先に少し味見をし、酸味が強すぎないかを確かめると選びやすいでしょう。
加糖ではなく無糖のプレーンを選ぶ
離乳食の与え始めには、砂糖を加えていないプレーンヨーグルトがおすすめです。
加糖タイプやフルーツ味の商品は食べやすそうに見えますが、赤ちゃんにとっては甘みが強すぎることがあります。
離乳食期は、素材本来の味や薄い味に慣れていく時期です。最初から甘いヨーグルトに慣れると、無糖の商品や酸味のある食品を嫌がる可能性もあります。
果物入りの商品には砂糖や果糖ぶどう糖液糖、香料などが使われていることもあるため、パッケージ表面だけでなく原材料表示も確認しましょう。
「プレーン」と書かれていても、砂糖が入っている商品があります。商品名だけで判断せず、「砂糖不使用」「無糖」などの表示と原材料欄を確認することが重要です。
原材料がシンプルなヨーグルトを選ぶ
離乳食用には、生乳や乳製品を中心に作られた、できるだけシンプルなヨーグルトが扱いやすいでしょう。
食品表示の「種類別名称」に「発酵乳」と書かれているかも確認できます。
発酵乳は、乳や乳製品を乳酸菌または酵母で発酵させた食品です。一方、「乳等を主要原料とする食品」と表示されている商品は、乳製品を加工した別の種類の食品が含まれます。
「添加物が入っている商品はすべて危険」という意味ではありません。
食品添加物は定められた基準のもとで使用されていますが、離乳食の与え始めは食材を一つずつ確認する必要があります。そのため、原材料が少ない商品のほうが、何を食べたかを把握しやすいというメリットがあります。
酸味が穏やかな商品を選ぶ
赤ちゃんは大人よりも味に敏感で、ヨーグルトの酸味を強く感じて嫌がることがあります。
初めてヨーグルトを食べたときに、顔をしかめたり、口から出したりしても、乳製品そのものが苦手とは限りません。
酸味や温度、舌触りに驚いている可能性もあります。
酸味が強い商品を嫌がる場合は、別のプレーンヨーグルトを試す方法があります。とろみが強いもの、さらっとしたものなど、食感によっても赤ちゃんの反応は変わります。
ただし、商品を次々と変更すると、体調に変化があったときに原因を判断しにくくなります。初めて与える段階では、一度に複数の商品を試さず、少量ずつ様子を見ることが基本です。
大容量と小分けタイプはどちらがおすすめ?
赤ちゃんが一度に食べるヨーグルトの量は少ないため、衛生管理のしやすさを重視するなら小分けタイプが便利です。
ただし、小分けタイプには加糖商品や果物入り商品も多くあります。小分けであることだけを理由に選ばず、無糖かどうかを必ず確認してください。
大容量パックは、家族も一緒に食べる家庭に向いています。
赤ちゃんの分を取り分ける場合は、食べる前に清潔なスプーンで別の器へ移しましょう。赤ちゃんが口をつけたスプーンを容器に戻すと、唾液や雑菌が入る原因になります。
| 選ぶポイント | おすすめの条件 | 注意点 |
|---|---|---|
| 甘さ | 無糖・砂糖不使用 | プレーンでも加糖の場合がある |
| 原材料 | 生乳・乳製品を中心としたもの | 商品ごとに表示を確認する |
| 酸味 | 穏やかで食べやすいもの | 赤ちゃんによって好みが異なる |
| 容量 | 小分けまたは家族で食べきれる量 | 開封後は早めに食べる |
| 脂肪分 | 通常タイプでも脂肪ゼロでも可 | 脂肪ゼロを選ぶ必要はない |
ヨーグルトは離乳食でいつから食べられる?
ヨーグルトは、一般的に離乳食中期にあたる生後7〜8か月頃から取り入れられます。
ただし、月齢だけで機械的に始めるのではなく、赤ちゃんの発達や離乳食の進み具合も確認しましょう。
アカチャンホンポの離乳食中期に関する資料では、中期へ進む目安として次のような状態が挙げられています。
- ヨーグルト程度のかたさの食べ物を飲み込める
- 1回に大さじ3程度を食べられる
- 1日2回の離乳食を始めている
- 舌を動かして食べ物をモグモグできる
離乳食中期は「モグモグ期」とも呼ばれます。
この時期は、初期よりも食べられる食材が増え、食事から取る栄養の割合も少しずつ大きくなります。
参考資料では、離乳食と母乳・ミルクの栄養割合は、おおよそ「離乳食4に対して母乳・ミルク6」から「離乳食3に対して母乳・ミルク7」程度とされています。
つまり、7〜8か月頃になっても、栄養の中心は引き続き母乳や育児用ミルクです。
ヨーグルトを食べられるようになったからといって、一度にたくさん与えたり、母乳やミルクを急に減らしたりする必要はありません。
修正月齢が必要な赤ちゃんはどうする?
早産で生まれた赤ちゃんの場合は、実際に生まれてからの月齢ではなく、出産予定日を基準にした「修正月齢」で離乳食の進み具合を考えることがあります。
元ネタの専門家相談では、生後8か月、修正月齢では6か月11日の赤ちゃんについて、管理栄養士の久野多恵さんが回答しています。
回答では、乳製品の目安は修正月齢で7か月頃からとしながらも、たくさん食べる段階ではないため、1口から2口ほど慣らす程度であれば試してよい時期だと説明されていました。
ただし、早産児の発達や健康状態には個人差があります。
修正月齢で考えるべきか、いつから乳製品を始めるか迷う場合は、健診を担当する医師や管理栄養士に確認するのが安心です。
離乳食初期にヨーグルトを使ってもよい?
離乳食初期の生後5〜6か月頃は、おかゆや野菜などをなめらかなペースト状にして、飲み込む練習をする時期です。
ヨーグルトはなめらかで食べやすそうに見えますが、牛乳由来のたんぱく質を含む乳製品です。
離乳食を始めたばかりで、まだ食べられる量がごく少ない場合は、急いでヨーグルトを追加する必要はありません。
おかゆ、野菜、豆腐、白身魚など、離乳食の段階に合った食材を少しずつ経験してから進める方法があります。
月齢が7〜8か月になっていても、離乳食をほとんど飲み込めない、体調が安定しない、医師から食事について指示を受けている場合は、個別に相談しましょう。
離乳食でヨーグルトを初めて与える方法は?
初めてヨーグルトを与えるときは、平日の午前中に小さじ1程度から始めるのが基本です。
ヨーグルトは乳製品であり、牛乳由来のたんぱく質を含みます。乳アレルギーの症状が現れる可能性があるため、最初から多量に与えてはいけません。
アカチャンホンポの離乳食中期の資料でも、初めての食材は小さじ1から始め、体調に変化があった場合に受診できるよう、午前中の1回目の離乳食で与えることがすすめられています。
初めて与える日の流れは次のとおりです。
1. 赤ちゃんの体調がよい日を選ぶ
2. 平日の午前中など、受診しやすい時間にする
3. 清潔な器にプレーンヨーグルトを少量取り分ける
4. 小さじ1程度をゆっくり与える
5. 食後しばらくは皮膚や呼吸、機嫌などを観察する
6. 問題がなければ、別の日に少しずつ量を増やす
同じ日に、ほかの新しい食材を一緒に試すのは避けましょう。
複数の新しい食材を同時に食べると、症状が出た場合に、どの食材が原因だったのか分かりにくくなるためです。
冷蔵庫から出してすぐ与えてよい?
ヨーグルトは冷蔵保存が必要ですが、冷蔵庫から出した直後は赤ちゃんにとって冷たすぎる場合があります。
必要な分だけ清潔な器へ取り分け、少し置いて冷たさを和らげてから与える方法があります。
ただし、長時間室温に放置してはいけません。
電子レンジで加熱すると温度にむらが生じやすく、乳清が分離して食感も変わります。温める場合は、ごく短時間にしてよく混ぜ、必ず大人が温度を確かめてください。
基本的には、食べる分だけ取り分け、冷たさが少し落ち着いた状態で与えると扱いやすいでしょう。
脂肪ゼロと普通のヨーグルトはどちらがよい?
離乳食用だからといって、脂肪分ゼロの商品を選ぶ必要はありません。
元ネタの専門家相談でも、プレーンで砂糖が含まれていない商品が推奨され、脂肪分はゼロでなくてもよいと回答されています。
赤ちゃんは成長にエネルギーを必要とします。
大人が体重管理のために選ぶ「脂肪ゼロ」「低脂肪」が、赤ちゃんにとっても必ず優れているわけではありません。
一方、脂肪ゼロの商品が直ちに離乳食へ使えないという意味でもありません。
大切なのは「脂肪があるかないか」だけで決めるのではなく、無糖か、原材料は何か、赤ちゃんが食べやすいかを総合的に見ることです。
どのくらいの量まで増やせばよい?
初回は小さじ1程度から始め、異常がなければ赤ちゃんの食欲やほかの献立とのバランスを見ながら、段階的に増やします。
元ネタの記事には、離乳食中期で60〜70g程度、後期で80g程度という目安が紹介されています。
ただし、この数字を毎回食べさせなければならないわけではありません。
ヨーグルトはたんぱく質源の一つです。豆腐、魚、肉、卵などを同じ食事で組み合わせる場合は、すべてを上限量まで与えると全体量が多くなります。
その日の主菜や赤ちゃんの食欲に合わせて調整しましょう。
離乳食の量には個人差があります。数字はあくまで目安と考え、食後の機嫌、便の状態、体重の増え方なども含めて見守ることが大切です。
ヨーグルトで注意したい乳アレルギーの症状は?
ヨーグルトは乳製品なので、初めて与えるときは食物アレルギーに注意が必要です。
食後に次のような変化がないか確認しましょう。
- 口の周りや顔、体に赤みやじんましんが出る
- 唇やまぶたが腫れる
- 繰り返し吐く
- 咳き込む、ゼーゼーする
- 呼吸が苦しそうになる
- ぐったりして反応が鈍くなる
呼吸が苦しそう、意識がもうろうとしている、顔色が悪いなどの強い症状がある場合は、緊急性があります。速やかに救急要請を含めた対応をしてください。
軽い発疹などで判断に迷う場合も、自己判断で食べ続けず、小児科へ相談しましょう。
食べた商品名、量、時間、症状が出た時刻をメモし、可能であれば皮膚症状の写真を残しておくと、受診時に状況を伝えやすくなります。
口の周りが赤いだけでもアレルギー?
ヨーグルトが皮膚についた刺激によって、口の周りが赤くなることもあります。
特に肌が荒れていると、食べ物の酸味や水分が刺激になる場合があります。
ただし、見た目だけでアレルギーか単なる刺激かを保護者が判断するのは難しいものです。
赤みが繰り返す、広がる、じんましんや嘔吐など別の症状を伴う場合は、医療機関へ相談してください。
食べる前に口の周りへ保湿剤を薄く塗るよう医療機関から指導されることもありますが、肌の状態によって対応は異なります。湿疹が強い赤ちゃんは、離乳食の進め方を小児科や皮膚科で相談しておくと安心です。
牛乳がまだでもヨーグルトを与えてよい?
飲み物として牛乳を与える時期と、離乳食の食材としてヨーグルトを少量使う時期は同じではありません。
ヨーグルトは発酵によって食感がなめらかになっており、離乳食中期頃から食品として取り入れられます。
ただし、ヨーグルトを食べられたからといって、コップ1杯の牛乳を母乳や育児用ミルクの代わりにしてよいという意味ではありません。
離乳食中期の栄養の中心は、まだ母乳や育児用ミルクです。
乳製品は種類や量、使い方によって位置づけが異なるため、「ヨーグルトが大丈夫なら乳製品は何でも大丈夫」と考えないようにしましょう。
ヨーグルトを食べないときのおすすめの与え方は?
無糖ヨーグルトをそのまま嫌がる場合は、食べ慣れた果物やいも類と組み合わせる方法があります。
おすすめしやすい組み合わせは次のとおりです。
- バナナのペースト
- 加熱したりんご
- やわらかくしたさつまいも
- かぼちゃのペースト
- 食べ慣れたきなこ
- 月齢に合うオートミール
バナナやさつまいもには自然な甘みがあるため、ヨーグルトの酸味を和らげやすいでしょう。
ただし、組み合わせる食材は、すでに単独で食べて問題がなかったものにしてください。
ヨーグルトと新しい果物を同じ日に初めて食べさせると、体調変化があった場合に原因を特定しにくくなります。
バナナヨーグルトの作り方
食べ慣れたバナナを、月齢に合ったなめらかさにつぶします。
そこへ少量のプレーンヨーグルトを混ぜ、最初はバナナの割合を多めにすると、酸味が目立ちにくくなります。
ヨーグルトに慣れてきたら、少しずつヨーグルトの割合を増やしてもよいでしょう。
バナナは甘みが強いため、毎回たくさん加える必要はありません。ヨーグルトの酸味を和らげる程度に使うのがポイントです。
さつまいもヨーグルトの作り方
さつまいもをやわらかく加熱し、月齢に合う状態につぶします。
水分が少なく、もったりしている場合は、湯冷ましや調乳したミルクなどで食べやすいかたさに調整します。
そこへヨーグルトを少量混ぜます。
さつまいもの甘みとヨーグルトの酸味が合わさるため、無糖ヨーグルトだけでは食べにくそうな赤ちゃんにも試しやすい組み合わせです。
ただし、さつまいもとヨーグルトはどちらも一度に多くすると、おなかがいっぱいになりやすくなります。ほかの献立とのバランスを見て量を決めましょう。
きなこを混ぜてもよい?
きなこをすでに食べたことがあり、大豆による症状が出ていない場合は、ヨーグルトへ少量混ぜる方法があります。
きなこは粉のままだとむせやすい食材ですが、ヨーグルトに混ぜることでまとまり、食べやすくなります。
ただし、大豆もアレルギーの原因になり得る食品です。
ヨーグルトときなこを同じ日に初めて試すのではなく、それぞれ単独で問題なく食べられることを確認してから組み合わせてください。
食べないときは無理に完食させない
赤ちゃんがヨーグルトを嫌がると、「栄養があるから食べさせなければ」と焦るかもしれません。
しかし、ヨーグルトを食べなくても、たんぱく質やカルシウムを取る方法はほかにもあります。
離乳食中期には、豆腐、白身魚、鮭、鶏むね肉など、進み具合に応じてさまざまなたんぱく質源を取り入れられます。
元ネタの調査では、モグモグ期の食事環境で工夫したこととして、52%の保護者が「食べないときは無理をしないようにした」と回答しています。
また、離乳食中期で困ったこととして、食べムラや、作ったものを食べないことが挙げられていました。
赤ちゃんが食べない日は珍しくありません。
私も1児の母として、離乳食では「用意した量を全部食べさせること」より、その日の機嫌や食べられる形を探すことのほうが大切だと感じました。
一度嫌がっただけで「この食材は嫌い」と決めず、数日空けたり、食感や組み合わせを変えたりしながら試すと、食べることもあります。
ヨーグルトの保存方法と衛生上の注意点は?
ヨーグルトは、パッケージに表示された方法に従い、冷蔵庫で保存します。
開封後は賞味期限内であっても品質が変化しやすいため、できるだけ早めに食べきりましょう。
赤ちゃんへ与えるときは、次の点に注意してください。
- 清潔なスプーンで必要量だけ取り分ける
- 赤ちゃんが口をつけたスプーンを容器へ戻さない
- 食べ残しを保存して次の食事に回さない
- 長時間、室温に置かない
- パッケージの賞味期限と保存方法を確認する
- においや色、状態に異変があれば使用しない
赤ちゃんが口をつけた離乳食には、唾液が混ざっています。
見た目に変化がなくても雑菌が増える可能性があるため、食べ残しは処分するのが基本です。
ヨーグルトは冷凍できる?
ヨーグルトを冷凍すると、解凍後に水分である乳清が分離し、なめらかな食感が変わりやすくなります。
安全面だけで一律に禁止されるわけではありませんが、離乳食では食感が変化すると赤ちゃんが食べにくくなることがあります。
初めてヨーグルトを試す段階では、冷凍保存を前提に大容量パックを買うよりも、家族と一緒に食べきるか、小容量の商品を選ぶほうが扱いやすいでしょう。
冷凍した果物を混ぜたヨーグルトを赤ちゃんへそのまま与えると、温度が低すぎる場合もあります。
離乳食では「保存できるか」だけでなく、赤ちゃんが無理なく食べられる温度や食感かどうかまで考えることが大切です。
離乳食用ヨーグルトはランキングより条件で選ぼう
離乳食向けヨーグルトのランキングでは、森永乳業の「ビヒダスBB536 プレーンヨーグルト 脂肪0」や、フジッコの「カスピ海ヨーグルト プレーン」などが紹介されています。
ビヒダスは酸味を抑えたまろやかな味わい、カスピ海ヨーグルトはとろりとした食感と穏やかな酸味が特徴とされています。
ただし、ランキングの順位が高い商品が、すべての赤ちゃんにとって最適とは限りません。
離乳食用の商品を選ぶうえで大切なのは、順位よりも次の条件です。
- 無糖である
- 乳製品として赤ちゃんの段階に合っている
- 原材料を確認できる
- 赤ちゃんが食べやすい酸味と食感である
- 家庭で衛生的に管理できる
- 近所で継続して購入しやすい
例えば、大容量で評判のよいヨーグルトでも、赤ちゃんしか食べず、開封後に余らせてしまう家庭には向きません。
反対に、家族全員が毎朝ヨーグルトを食べるなら、大容量パックのほうが使いやすい場合があります。
また、「脂肪ゼロ」「特定の乳酸菌入り」「生乳100%」などの特徴に目が向きやすいものの、最初に確認すべきなのは無糖かどうかと原材料です。
乳酸菌の種類やブランド名だけで選ばず、赤ちゃんの食べ方と家庭の生活に合う商品を選びましょう。
価格や容量、商品の原材料は変更されることがあります。購入前には必ず店頭やメーカーの最新表示を確認してください。
私が考えるヨーグルトを離乳食に取り入れるポイント
私は、ヨーグルトのメリットは栄養だけではなく、調理せずに少量を取り分けられ、ほかの食材の食べにくさを補いやすいことにあると考えます。
離乳食中期は、おかゆ、野菜、魚、肉など、食材ごとにやわらかく加熱し、細かく刻む必要があります。
アカチャンホンポが実施した先輩ママ・パパへの調査でも、離乳食中期に困ったこととして「献立に悩んだ」「作るのが大変だった」「食べムラがあった」といった声が挙げられています。
その中で、冷蔵庫から必要な分だけ取り分けられるヨーグルトは、忙しい日のたんぱく質源として使いやすい食品です。
さらに、パサつきやすい食材や酸味が少ない果物と混ぜることで、食感や味を調整できます。
ただし、「カルシウムや乳酸菌が取れるから、積極的にたくさん食べさせたほうがよい」と考えるのは適切ではありません。
離乳食中期は、さまざまな食材や食感を少しずつ経験する時期です。
毎日のたんぱく質源をヨーグルトだけに偏らせず、豆腐、魚、卵、肉などと組み合わせることが重要です。
また、乳酸菌を含むからといって、便秘や下痢が必ず改善するとは限りません。
赤ちゃんは消化機能が未熟で、食事量や水分量、体調など複数の要因によって便の状態が変わります。体調不良が続く場合は、ヨーグルトだけで対処しようとせず、小児科へ相談する必要があります。
「食べやすい」と「食べすぎやすい」は表裏一体
ヨーグルトはなめらかで飲み込みやすいため、モグモグがまだ十分にできない赤ちゃんでも食べやすい食品です。
一方、口当たりがよい分、短時間で多く食べてしまうことがあります。
離乳食中期は、舌で食べ物をつぶし、口を動かす練習も必要な時期です。
ヨーグルトやペースト状の食品ばかりに偏ると、月齢に応じた粒のある食材を経験する機会が少なくなる可能性があります。
ヨーグルトは便利な一品として使いながら、おかゆややわらかい野菜、細かくほぐした魚なども組み合わせましょう。
赤ちゃん用に特別な高級商品を買う必要はない
離乳食の情報を調べていると、無添加、生乳100%、特定の乳酸菌、オーガニックなど、さまざまな特徴の商品が見つかります。
もちろん、家庭の考えや予算に合えば選択肢になります。
しかし、高価格な商品でなければ赤ちゃんに適さないわけではありません。
身近なスーパーで購入できる無糖プレーンヨーグルトでも、原材料と保存状態を確認し、衛生的に取り分ければ離乳食に使えます。
離乳食は数か月間続き、毎日の食事として用意するものです。
価格や評判だけでなく、家族が無理なく購入を続けられるか、余らせずに管理できるかという視点も大切だと私は考えます。
離乳食におすすめのヨーグルトまとめ
離乳食におすすめなのは、砂糖を加えていないプレーンタイプで、原材料がシンプルなヨーグルトです。
一般的には離乳食中期の生後7〜8か月頃から、赤ちゃんの発達や食事の進み具合を確認して始めます。
初めて与える日は、体調のよい平日の午前中を選び、小さじ1程度から試しましょう。
乳製品は食物アレルギーの原因になることがあるため、同じ日に別の新しい食材を試さず、食後の皮膚や呼吸、機嫌などを観察することが重要です。
無糖ヨーグルトの酸味を嫌がる場合は、食べ慣れたバナナ、さつまいも、かぼちゃなどを少量混ぜる方法があります。
ただし、ヨーグルトだけで栄養を補おうとせず、豆腐、魚、卵、肉、野菜、主食なども組み合わせましょう。
ランキングやブランド名だけで決めるのではなく、無糖・原材料・酸味・容量・管理のしやすさを確認し、赤ちゃんと家庭に合う商品を選ぶことがポイントです。
よくある質問
離乳食のヨーグルトは毎日与えてもよいですか?
体調に問題がなく、ほかの食品とのバランスが取れていれば、必ずしも毎日を避ける必要はありません。
ただし、毎食ヨーグルトに偏るのではなく、豆腐、魚、肉、卵など、月齢に合うほかのたんぱく質源も取り入れましょう。
明治ブルガリアヨーグルトは離乳食に使えますか?
砂糖を加えていないプレーンタイプで、原材料を確認できる商品であれば、離乳食の選択肢になります。
同じブランドでも種類が複数あるため、「無糖」「プレーン」の表示と原材料欄を購入時に確認してください。
ベビーダノンなど赤ちゃん向け商品がおすすめですか?
赤ちゃん向けに作られた商品は、小分けで扱いやすい点がメリットです。
一方で、商品によって砂糖や果物、その他の原材料が含まれます。対象月齢や原材料、甘さを確認し、与え始めは無糖プレーンヨーグルトを選ぶ方法もあります。
ヨーグルトを食べると下痢になることはありますか?
体質や体調、食べる量によっては、便がゆるくなる可能性があります。
下痢や嘔吐が続く、血便が出る、元気がない、発熱を伴うなどの症状がある場合は、与えるのを中止して医療機関へ相談してください。


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