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エルゴベビー新生児の使い方ガイド|抱っこ紐デビューで失敗しないポイント

自宅の明るい部屋でエルゴベビーを使い新生児を対面抱きする母親 ベビー用品

エルゴベビーで新生児を抱くときは、対象体重と身長を確認し、製品別の設定を済ませたうえで、顔と呼吸が見える対面抱きをします。

正しく装着できているか不安な方は、「対象条件」「キスできる高さ」「鼻と口が見えること」の3点を最初に確認しましょう。

この記事では、エルゴベビー公式の商品ページ・装着方法・安全チェック情報をもとに、新生児を対面抱きする流れを12ステップで整理します。製品の仕様は変更される可能性があるため、実際に使う際は、手元の取扱説明書を最優先してください。

  1. エルゴベビーを新生児に使う前の確認事項は?
    1. 最初に確認する安全チェック
    2. OMNIとADAPTの設定を一括りにしない
  2. エルゴベビー新生児の使い方を12ステップで解説
    1. 1.製品名と対象条件を確認する
    2. 2.シート幅を新生児用に設定する
    3. 3.ヘッド&ネックサポートを設定する
    4. 4.肩ストラップと背中バックルを緩める
    5. 5.ウエストベルトを適切な高さに巻く
    6. 6.赤ちゃんを胸の高い位置で縦抱きする
    7. 7.赤ちゃんのお尻をシート中央へ入れる
    8. 8.本体を赤ちゃんの背中へ引き上げる
    9. 9.左右の肩ストラップをかける
    10. 10.背中のバックルを確実に留める
    11. 11.左右のストラップを少しずつ締める
    12. 12.顔・呼吸・姿勢・バックルを確認する
  3. 新生児のM字・Cカーブ・呼吸はどう確認する?
    1. 脚は無理のないM字にする
    2. 背中は緩やかなCカーブを保つ
    3. 顔と呼吸は常に目で確認する
  4. エルゴベビーの新生児抱っこで多い失敗は?
    1. 赤ちゃんの位置が低すぎる
    2. お尻がシートへ深く入っていない
    3. 抱っこ紐が緩く身体が離れている
    4. 顔が布や胸元に埋もれている
    5. 厚着で姿勢が分かりにくい
    6. 設定を以前のまま使う
  5. 初めての抱っこ紐デビューで安全性を高める方法
    1. 赤ちゃんを入れる前に操作だけ練習する
    2. 最初の数回は一人で装着しない
    3. 短時間から始める
    4. 眠っていても定期的に顔を見る
  6. エルゴベビー新生児の使い方で私が重要だと感じたこと
  7. エルゴベビー新生児の使い方まとめ
  8. よくある質問
    1. エルゴベビーは生後0カ月から使えますか?
    2. 新生児用インサートは必要ですか?
    3. 新生児を前向き抱きにしてもよいですか?

エルゴベビーを新生児に使う前の確認事項は?

新生児対応モデルであっても、赤ちゃんが製品ごとの対象体重・身長を満たしていなければ使用できません。

2026年8月1日にエルゴベビー日本公式サイトを確認したところ、代表的なOMNI Breeze、OMNI Deluxe、ADAPT SoftFlexは、体重3.2kg・身長50.8cmから使用できる製品として案内されています。

生後0カ月であっても、体重や身長が条件に達していない場合があります。

「新生児対応」という表示だけで判断せず、次の3点を確認してください。

  • 手元の製品が新生児の対面抱きに対応している
  • 赤ちゃんが取扱説明書に記載された体重・身長の条件を満たしている
  • 製品名と取扱説明書の組み合わせが一致している

特に注意したいのが、同じ「エルゴベビー」という名前でも、モデルや製造された時期によって調整方法が異なることです。

現在のOMNIシリーズやADAPTシリーズには、新生児用インサートを使わずに装着できる製品があります。一方、過去に販売された製品のなかには、別売りのインファントインサートを必要とするものもあります。

家族や友人から譲り受けた場合は、本体に付いているタグや製品名を確認し、そのモデルに対応した説明書を用意しましょう。

説明書が見つからないときは、似た形の製品の動画を見て自己判断するのではなく、エルゴベビーの公式窓口へ製品名や本体の状態を伝えて確認するほうが安心です。

最初に確認する安全チェック

赤ちゃんを抱き上げる前に、次の状態を確認します。

  • バックルやベルトに割れ、ほつれ、変形がない
  • シート幅が新生児用の位置に設定されている
  • ヘッド&ネックサポートが説明書どおりに設定されている
  • 肩ストラップがねじれていない
  • 背中のバックルに自分の手が届く
  • 赤ちゃんの顔にかかりそうな衣服や布がない

バックルが壊れていたり、縫い目がほどけたりしている製品は使用しないでください。

中古品やお下がりでは、見た目がきれいでも、保管状態や使用年数によって部品が劣化している可能性があります。少しでも異常がある場合は使用を中止し、メーカー窓口へ相談しましょう。

OMNIとADAPTの設定を一括りにしない

OMNIシリーズとADAPTシリーズは、どちらも新生児から使える代表的なモデルですが、シートの調整方法は同じではありません。

たとえばADAPT SoftFlexでは、ウエストベルト裏側のシートアジャスタータブをカラーガイドに合わせ、さらに本体前面の調整部分を赤ちゃんの体格に合わせます。公式情報では、シートアジャスタータブを3段階で調節できると案内されています。

OMNI BreezeやOMNI Deluxeにも成長に合わせた調整機能がありますが、部品の位置や操作方法は製品ごとに確認が必要です。エルゴベビー公式サイトにはモデル別の装着方法と取扱説明書が用意されています。

この記事の12ステップは、腰ベルト型のエルゴベビーで新生児を対面抱きするときの基本的な流れです。

シート幅、ボタン、スライダー、ヘッドサポートなどの具体的な位置は、必ず製品別の説明書に従ってください。

エルゴベビー新生児の使い方を12ステップで解説

赤ちゃんを安全な姿勢で抱くには、装着前の設定を終えてから、腰ベルト、赤ちゃん、肩ストラップの順に整えます。

最初から立ったまま一人で装着するのが不安な場合は、ベッドやソファの近くで、家族に見守ってもらいながら練習しましょう。

ただし、柔らかい寝具の上に赤ちゃんを放置したり、抱っこ紐へ入れたまま手を離したりしないでください。

1.製品名と対象条件を確認する

本体のタグや購入時の情報から、製品名を確認します。

赤ちゃんの月齢だけでなく、体重と身長が説明書の条件を満たしているかを確かめましょう。

OMNI Breeze、OMNI Deluxe、ADAPT SoftFlexでは、体重3.2kg・身長50.8cmから使用できると公式サイトに記載されていますが、製品の改良や販売地域によって仕様が異なる可能性があります。

小さく生まれた赤ちゃんや、出生後に体重が一時的に減っている赤ちゃんは、条件に達するまで待つ必要があります。

使用開始の判断に迷う場合は、自己判断をせず、出産した医療機関の助産師や小児科医、メーカー窓口へ相談してください。

2.シート幅を新生児用に設定する

赤ちゃんを入れる前に、シートの幅を取扱説明書で指定された位置へ合わせます。

新生児は身体が小さいため、成長後の広い設定のまま使用すると、脚が必要以上に開いたり、膝裏を圧迫したりする可能性があります。

反対にシート幅が狭すぎると、太ももを十分に支えられません。

ADAPTではシートアジャスタータブ、OMNIでは各モデルの調整機能を使います。兄や姉が使ったあとの設定や、店舗で試着したときの設定が残っていることもあるため、初回は必ず見直しましょう。

3.ヘッド&ネックサポートを設定する

首がすわっていない赤ちゃんには、頭と首を支える設定が必要です。

ただし、「サポート部分を内側へ折り、下側のボタンに留める」といった操作を、すべてのエルゴベビーに共通する手順として覚えるのは避けましょう。

モデルによってボタンの位置や折り方が異なる可能性があるため、手元の説明書に掲載された新生児用の状態へ合わせます。

頭を支える部分は、赤ちゃんの後頭部や首を支えながらも、顔全体が見える高さにしてください。布で頭まで深く覆うことが目的ではありません。

4.肩ストラップと背中バックルを緩める

赤ちゃんを入れやすいように、左右の肩ストラップを少し緩めておきます。

背中のバックルは、自分の手が無理なく届く位置へ動かしましょう。

背中の中央に固定することだけを優先すると、手が届かず、赤ちゃんを支えたまま焦ってしまうことがあります。バックルの位置は、説明書で認められた範囲内で、自分が確実に留められる高さに調整してください。

私は初めて使ったとき、赤ちゃんを抱き上げてから背中のバックルに手が届かないことに気づきました。

赤ちゃんが泣き始めると、簡単な操作でも急に難しく感じますよね。先に空の抱っこ紐を着け、バックルを留める動作を何度か練習しておくと、落ち着いて装着しやすくなりました。

5.ウエストベルトを適切な高さに巻く

本体を身体の前へ垂らし、ウエストベルトを説明書に従って装着します。

新生児を抱く場合は、装着後に赤ちゃんの頭へ無理なくキスできる高さになるよう、一般的に成長後より高めの位置へ巻きます。

ただし、単に「骨盤より高ければ正解」とは限りません。使用者の身長や体形、製品の形によって適切な位置が変わるため、最終的には赤ちゃんの高さと姿勢で判断します。

ベルトが背中側で上がったり、前側だけ下がったりしないよう、水平に近い状態へ整えましょう。

バックルを留めたあとは、軽く引いて確実に固定されていることを確認します。

6.赤ちゃんを胸の高い位置で縦抱きする

赤ちゃんの頭と首を片手で支え、もう片方の手でお尻を支えます。

抱っこする人の胸へ密着させ、頭が高い位置にくるように抱き上げましょう。

この時点では、抱っこ紐が赤ちゃんを支えているわけではありません。

肩ストラップとすべてのバックルを留め、姿勢を確認し終えるまでは、必ず片手で赤ちゃんの身体を支え続けてください。

7.赤ちゃんのお尻をシート中央へ入れる

赤ちゃんのお尻を、本体シートの中央へゆっくり下ろします。

布の縁へ浅く乗せるのではなく、シートの中へお尻が沈み込むように座らせることがポイントです。

左右の脚は、本体の両側から自然に出します。

脚を強く引っ張ったり、無理に大きく広げたりせず、赤ちゃんの股関節と膝が自然に曲がる位置へ整えましょう。

8.本体を赤ちゃんの背中へ引き上げる

片手で赤ちゃんを支えたまま、もう片方の手で本体を背中に沿わせて引き上げます。

本体の中央と赤ちゃんの背骨の位置が大きくずれていないか確認してください。

赤ちゃんの背中は、大人のようにまっすぐ伸ばすのではなく、緩やかに丸みを帯びた状態を保ちます。

エルゴベビー公式の安全チェック情報でも、赤ちゃんの背骨が緩やかなC字カーブを保てているか確認するよう案内されています。

ただし、身体が丸まりすぎて、あごが胸へ強く押し付けられている状態は適切ではありません。横から顔を見て、首やあごの位置も確認しましょう。

9.左右の肩ストラップをかける

赤ちゃんの身体を支えながら、肩ストラップを片側ずつかけます。

ストラップが肩の上でねじれていないか、途中で折れていないか確認してください。

肩ストラップが細くねじれた状態では、抱っこの重さが一部分へ集中し、肩や首が痛くなりやすくなります。

赤ちゃんの体重を抱っこ紐へ預けるのは、背中のバックルまで確実に留めたあとです。

10.背中のバックルを確実に留める

背中のバックルを、手が届きやすい位置で留めます。

「カチッ」と音がしても、それだけで判断せず、左右のパーツが奥まで差し込まれているか手で確認しましょう。

バックルを軽く引き、外れないことも確かめます。

服の布やストラップがバックルに挟まっていると、最後まで留まっていないことがあります。厚手の服を着ている時期は、特に注意してください。

11.左右のストラップを少しずつ締める

左右の肩ストラップを交互に引き、赤ちゃんの身体を自分の胸へ近づけます。

片側だけを一気に締めると、赤ちゃんの身体や本体シートが左右へずれやすくなります。

密着度について「手のひら1枚分」と表現されることもありますが、すべての製品や体格に共通する絶対的な基準ではありません。

赤ちゃんが抱っこする人から離れて大きく揺れず、呼吸や脚の動きを妨げない状態を、製品別の説明書に沿って調整してください。

私も最初は「落ちないようにしなければ」と思い、肩ストラップばかりを強く締めていました。

しかし、先にウエストベルトの位置と赤ちゃんのお尻の深さを整えると、力任せに締めなくても身体へ沿いやすくなります。抱っこ紐は強く縛る道具ではなく、正しい位置で支える道具だと考えると分かりやすいかなと思います。

12.顔・呼吸・姿勢・バックルを確認する

装着後は、歩き始める前に必ず最終確認をします。

次の項目を一つずつ見てください。

  • 赤ちゃんの顔全体が見えている
  • 鼻と口が布や身体でふさがれていない
  • あごが胸へ強く押し付けられていない
  • 顔を下げれば頭やおでこにキスできる
  • 頭と首が左右へ大きく倒れていない
  • 背中が緩やかなC字になっている
  • お尻がシートへ深く入っている
  • 左右の膝がお尻より高い位置にある
  • 太ももが無理のない範囲で支えられている
  • 肩ストラップがねじれていない
  • すべてのバックルが確実に留まっている
  • 赤ちゃんが苦しそうな様子を見せていない

一つでも確認できない項目がある場合は、そのまま外出しないでください。

赤ちゃんを安全な場所へ下ろし、最初から装着し直しましょう。

新生児のM字・Cカーブ・呼吸はどう確認する?

装着後は「脚のM字」「背中のCカーブ」「顔と呼吸が見えること」をセットで確認します。

見た目の美しさよりも、赤ちゃんが無理のない姿勢で、呼吸できる状態にあるかが重要です。

脚は無理のないM字にする

赤ちゃんのお尻がシートの中央へ深く入り、左右の膝が持ち上がると、正面から見た脚がアルファベットのMに近い形になります。

ただし、M字に見せるために脚を強く広げる必要はありません。

赤ちゃん自身が無理なく曲げられる範囲で股関節と膝を曲げ、太ももをシートで支えます。

足先が真下へ垂れ、膝がお尻より低くなっている場合は、お尻が浅く座っている可能性があります。

赤ちゃんの身体を片手で支えながら、左右の膝をやさしく持ち上げ、お尻をシートの奥へ入れ直してください。

シートの端が膝の裏を強く押している、脚の色が変わる、左右差が大きいといった場合は使用を中止し、設定を見直しましょう。

背中は緩やかなCカーブを保つ

首すわり前の赤ちゃんの背中は、緩やかに丸みを帯びています。

抱っこ紐の中でも、背中を無理に伸ばすのではなく、自然な丸みを保てるように整えましょう。エルゴベビー公式も、抱っこ紐の中で背中のC字カーブが保たれているかをチェックポイントとして挙げています。

ただし、背中が丸ければ丸いほどよいわけではありません。

赤ちゃんの身体が小さく縮こまり、あごが胸へ密着すると、呼吸しにくくなるおそれがあります。

横から顔と首を確認し、あごと胸の間に空間があるか見てください。

顔と呼吸は常に目で確認する

新生児は、自分で顔の向きを大きく変えたり、苦しい姿勢から抜け出したりできません。

そのため、抱っこ中は赤ちゃんの顔を常に見える状態にしておく必要があります。

特に注意したいのは、次のものが鼻や口を覆うケースです。

  • 抱っこ紐の本体やヘッドサポート
  • 抱っこする人の胸や衣服
  • 大きな襟やストール
  • 防寒ケープ
  • 授乳ケープ
  • 赤ちゃんの帽子やフード

赤ちゃんの顔へ布がかかっていたら、すぐに取り除いてください。

顔色が悪い、呼吸がいつもと違う、反応が弱い、ぐったりしているなどの異変を感じた場合は、直ちに抱っこ紐の使用を中止します。

緊急性が疑われる場合は、メーカーへの相談よりも、救急要請や医療機関への連絡を優先してください。

エルゴベビーの新生児抱っこで多い失敗は?

新生児抱っこで起こりやすいのは、赤ちゃんの位置が低い、お尻が浅い、装着が緩い、顔が隠れているという4つの失敗です。

どれも小さなずれに見えますが、赤ちゃんの姿勢や呼吸、抱っこする人の負担へ影響する可能性があります。

赤ちゃんの位置が低すぎる

赤ちゃんの頭へキスしようとしても届かない場合は、抱く位置が低すぎる可能性があります。

肩ストラップだけを強く引いて持ち上げようとせず、いったん赤ちゃんを下ろしてから、ウエストベルトの高さを調整し直しましょう。

低い位置で抱くと、赤ちゃんの様子を確認しにくくなるだけでなく、重さが前方へ引っ張られ、肩や背中への負担も大きくなりやすいです。

お尻がシートへ深く入っていない

お尻が本体の縁へ浅く乗っていると、脚が下へ垂れやすくなります。

赤ちゃんを片手で支えながら、シートの布を左右均等に広げ、お尻を中央の奥へ入れ直しましょう。

本体が左右どちらかへ寄っている場合は、肩ストラップの締まり方に差がないかも確認してください。

抱っこ紐が緩く身体が離れている

装着が緩いと、歩くたびに赤ちゃんの身体が大きく揺れ、背中や首の姿勢が崩れやすくなります。

左右のストラップを少しずつ締め、赤ちゃんの身体が抱っこする人へ沿うように整えます。

ただし、揺れをなくそうとして強く締めすぎるのも避けたいところです。

赤ちゃんの顔色、呼吸、脚の状態を確認しながら、製品の取扱説明書で案内された密着度へ調整してください。

顔が布や胸元に埋もれている

赤ちゃんの顔が見えない状態では、呼吸や顔色の変化に気づきにくくなります。

頭を支えようとしてヘッドサポートを高くしすぎたり、赤ちゃんを胸へ強く押し付けたりしないよう注意しましょう。

顔を横へ向けても鼻と口がふさがれる場合は、装着位置やストラップの長さを見直します。

調整しても顔が見える状態を保てない場合は、その製品の使用を続けず、メーカー窓口や抱っこ紐の装着相談を行っている助産師などへ相談してください。

厚着で姿勢が分かりにくい

冬は赤ちゃんに厚手の上着を着せたまま、抱っこ紐へ入れたくなりますよね。

しかし、厚みのある服は背中やお尻の位置を確認しにくくし、抱っこ紐の中に熱がこもる原因にもなります。

室内から外へ出るときは、抱っこ紐の中で服を重ねすぎず、本体の外側から防寒カバーなどで調整する方法もあります。

防寒用品を使う場合も、顔や鼻、口を覆わないようにしてください。

設定を以前のまま使う

赤ちゃんは少しずつ成長するため、以前ちょうどよかったシート幅やストラップが、現在も合うとは限りません。

また、パートナーと抱っこ紐を共有すると、ウエストベルトや肩ストラップの長さが変わります。

使用者が替わったときや、赤ちゃんの服装が大きく変わったときは、装着前に設定を確認しましょう。

「昨日使えたから今日も同じで大丈夫」と考えるのではなく、毎回顔と姿勢を見ることが大切です。

初めての抱っこ紐デビューで安全性を高める方法

初回は人形やクッションで操作を練習し、実際の赤ちゃんを抱くときは家族や鏡を使って背面まで確認しましょう。

説明書を一度読んだだけで、すべての操作を覚えられなくても当然です。

産後は身体に痛みが残っていたり、睡眠不足で集中しにくかったりすることもあります。使いこなす速さよりも、焦ったときに赤ちゃんを安全な場所へ下ろせることのほうが大切です。

赤ちゃんを入れる前に操作だけ練習する

空の抱っこ紐を装着し、次の動作を練習しておきましょう。

  • ウエストバックルを留める
  • 背中のバックルへ手を伸ばす
  • 肩ストラップを左右交互に締める
  • ストラップを緩める
  • バックルを外す
  • 本体を支えながら肩ベルトを外す

人形や丸めたタオルを使う場合も、実際の赤ちゃんと同じ重さや動きを再現できるわけではありません。

練習はあくまで操作の順番を覚えるために行い、実際の装着では必ず赤ちゃんの頭と首を手で支えてください。

最初の数回は一人で装着しない

可能であれば、家族や信頼できる人にそばで見てもらいましょう。

抱っこしている本人からは、背中のバックルや赤ちゃんのお尻の位置が見えにくいものです。

第三者には、次の点を確認してもらいます。

  • 背中のバックルが最後まで留まっている
  • ストラップがねじれていない
  • 本体が左右へずれていない
  • 赤ちゃんの顔が布で隠れていない
  • 左右の脚が無理なく出ている

一人で使う場合は、全身が映る鏡の前で確認しましょう。

スマートフォンで背面を撮影して確認する方法もありますが、撮影中に赤ちゃんから手を離さないでください。

短時間から始める

装着に慣れたあとも、最初から長時間使い続けるのは避けましょう。

まずは室内で短時間使用し、赤ちゃんの顔色、呼吸、姿勢、手足の状態を確認します。

抱っこする人にも強い肩こり、腰痛、傷口の痛み、ふらつきなどがある場合は、無理をしないでください。

赤ちゃんが泣き続ける、何度調整しても身体が傾く、抱っこする人に強い痛みが出る場合は、いったん使用を中止しましょう。

眠っていても定期的に顔を見る

抱っこ紐の中で赤ちゃんが眠ると、「気持ちよさそうだから動かさないほうがよいかな」と感じますよね。

しかし、眠っている新生児は、自分で姿勢を直せないことがあります。

歩行中に顔の向きやお尻の位置が変わる可能性もあるため、装着直後だけでなく、抱っこ中もこまめに顔と呼吸を確認してください。

授乳やおむつ替えなどのタイミングで抱っこ紐から下ろし、皮膚の色、手足、体温、機嫌も見ましょう。

エルゴベビー新生児の使い方で私が重要だと感じたこと

私が初めてエルゴベビーを使ったときは、説明書どおりの形を作ることばかりに気を取られていました。

背中のバックルへ手が届かず、赤ちゃんが泣き始めると、「早く完成させなければ」とますます焦ってしまったのを覚えています。

けれど、抱っこ紐の装着は、見本写真とまったく同じ見た目にすることが目的ではありません。

赤ちゃんの顔と呼吸を確認でき、頭と首を支えられ、無理のない姿勢を保てていることが最優先です。

私は肩ストラップを強く締めれば安定すると思っていましたが、実際にはウエストベルトの位置と赤ちゃんのお尻の深さを先に整えるほうが、身体へ自然に密着しやすいと感じました。

この経験から、装着がうまくいかないときは、力を加えるよりも、一度赤ちゃんを下ろして最初の設定から見直すことが大切だと考えています。

また、「新生児対応」と書かれているだけで安心しないことも重要です。

同じブランドでも製品ごとに対象条件や操作方法が違います。動画で見たOMNIの設定をADAPTへそのまま当てはめるなど、別モデルの手順を混ぜないようにしましょう。

抱っこ紐は、赤ちゃんの身体を預ける道具です。

人気や口コミだけではなく、自分が片手で赤ちゃんを支えながら操作できるか、バックルへ無理なく手が届くか、毎回確認を続けられるかという視点も欠かせません。

店頭で試着できる場合は、着け心地だけでなく、次の動作まで確認すると実用性を判断しやすくなります。

  • 一人で背中のバックルを留められるか
  • ストラップを左右均等に調整できるか
  • 赤ちゃんの顔を上から見られるか
  • 外すときに赤ちゃんを安全に支えられるか
  • 家族と交代するときに再調整しやすいか

どれだけ機能が多くても、産後の身体で操作しにくければ、使うたびに負担を感じてしまいます。

反対に、少し練習が必要でも、操作の順番を覚えれば落ち着いて安全確認できる製品なら、日々の外出を助けてくれるでしょう。

赤ちゃんが嫌がるときや、抱っこする人に強い痛みがあるときは、無理に使い続けなくても大丈夫です。

メーカー窓口、購入店舗、助産師による抱っこ相談などを利用し、家庭に合った使い方を探してくださいね。

エルゴベビー新生児の使い方まとめ

エルゴベビーで新生児を抱く前に、製品名、対象体重、対象身長を確認しましょう。

OMNI Breeze、OMNI Deluxe、ADAPT SoftFlexは、2026年8月1日時点の日本公式情報で、体重3.2kg・身長50.8cmから使える製品として案内されています。ただし、仕様変更やモデル差があるため、手元の取扱説明書を最優先してください。

装着するときは、赤ちゃんを抱き上げる前にシート幅とヘッドサポートを設定します。

その後、ウエストベルトを装着し、赤ちゃんのお尻をシートの中央へ深く入れ、肩ストラップと背中のバックルを確実に留めます。

最後に確認したいポイントは、次の3つです。

  • 脚が無理のないM字になっている
  • 背中が緩やかなCカーブを保っている
  • 顔全体と鼻、口が見えている

顔を下げれば赤ちゃんの頭へキスできる高さになっているか、あごが胸へ押し付けられていないかも確認しましょう。

うまく装着できないときは、赤ちゃんを抱いたまま無理に直そうとせず、安全な場所へ下ろしてやり直します。

呼吸や顔色に異常を感じた場合は、直ちに使用を中止してください。緊急性があると判断したときは救急要請や医療機関への連絡を優先し、装着方法に迷う場合はメーカー窓口、助産師、小児科医などへ相談しましょう。

初めてなら、戸惑うのは自然なことです。

一つずつ確認しながら短時間から練習することが、赤ちゃんにも抱っこする人にも無理のない抱っこ紐デビューにつながります。

よくある質問

エルゴベビーは生後0カ月から使えますか?

新生児対応モデルで、赤ちゃんが製品の対象体重・身長を満たしていれば使用できます。

OMNI Breeze、OMNI Deluxe、ADAPT SoftFlexは、体重3.2kg・身長50.8cmから使用できると日本公式サイトで案内されています。月齢だけで判断せず、必ず手元の製品の取扱説明書を確認してください。

新生児用インサートは必要ですか?

現在販売されているOMNI Breeze、OMNI Deluxe、ADAPT SoftFlexなどは、専用インサートなしで新生児から使える製品です。

ただし、過去のエルゴベビーにはインファントインサートを必要とするモデルがあります。譲り受けた製品や古い製品は、本体タグで製品名を確認し、対応する説明書に従ってください。

新生児を前向き抱きにしてもよいですか?

新生児期は、抱っこする人の胸側を向く対面抱きで使用します。

前向き抱きは、首がすわり、製品ごとに定められた月齢・身長・体重などの条件を満たしたあとに行います。ADAPTのように前向き抱きへ対応していないモデルもあるため、別モデルの方法を流用しないでください。

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